道の駅「伊吹」に車を停め登山口に向かう。登山口には100名山目当ての登山者向けに民間の有料駐車場(1000円)が商魂逞しく沢山あるが、道の駅から歩いても大した距離ではないので駐車料金を節約する。三ノ宮神社横の登山口から杉木立の中の古道を登る。よく踏まれた歩きやすい道で15分ほどで1合目に着く。ここから休業中のスキー場ゲレンデを歩く。リフトが動いていれば3合目まで登れるのだが、残念ながら休業中である。ここからは視界が開け気持ちよ
く登れる。2合目まで15分ほど緩やかな登りである。日陰が無くかなり暑い。3合目(720m)で1本とる。立派なトイレがある。南を振り返ると関ヶ原がよく見える。伊吹山が目前に迫ってくる。ここから山頂まではつづら折れの長い登りである。日差しを遮る樹林がなく、とにかく暑い。3合目から昨年購入した2本のストックを使う。ストックに加重が分散され大変歩きやすい。先行する登山者を次々に抜き去り3合目から1時間ほどで山頂に到着した。8合目からはかなりの急登であったが、見晴らしのよい気持ちのいい登りであった。山頂でパンなどで腹ごしらえをして、下山は往路を引き返す。滑りやすい道なので慎重に下る。登りの登山者が次々と上がってくる。3合目まで1時間、3合目から登山口まで40分ほどであった。最近とにかく下りが遅くなった。バランスが悪くなっている。宮前の集落を抜け、道の駅に着くと観光客で駐車場は満車であった。残念な
がらこの日は水蒸気が多く視界は今ひとつであったが、山頂からの琵琶湖・養老山地の眺めは素晴らしかった。伊吹山は大変雲のかかりやすい山で1日晴れという日は年間20日に満たないという。雲男の汚名を返上したくなる天候に恵まれた山行であった。伊吹山には、はやりのトレイルランニングの人が多かった。中には3往復目の登りを走る猛者も見られた。時間も早いので近くの伊吹山文化資料館に立ち寄る。伊吹山周辺は北国脇往還、京極氏遺跡、湧水群など見所が多い。自転車を積んでこなかったことを後悔する。資料館から車で5分ほどの「ジョイいぶき」(日帰り入浴施設400円)で薬草湯に入り汗を流しさっぱりする。伊吹山登山の帰りに立ち寄る人が多い。このころから伊吹山に雲がかかり始た。関ヶ原ICに入る前に笹尾山石田三成本陣跡に立ち寄る。関ヶ原も史跡が多く自転車で廻ってみたい所だ。近いうちに関ヶ原周辺をサイクリングしてみたい。予定よりかなり早く帰ることができたので夕方の岡崎付近の渋滞にもはまらなかった。浜松から175kmと手頃な距離にある伊吹山、また登ってみたい。
道の駅 6:27 → 登山口 6:45 → 7:32 三合目 7:38 → 8:38 伊吹山山頂(1377m) 9:05 → 10:03 三合目 10:10 → 10:51 登山口 10: 55 → 11:12 道の駅
写真は3合目付近からの伊吹山、伊吹山山頂、7合目付近からの登山道、伊吹山文化資料館です。