説目

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2022年1月4日火曜日

雪の山小屋へ行ってきました - 水嶋会員

S62数学科卒 水嶋一郎
 2021年12月30日から2022年1月2日まで年を跨いで山小屋へ行ってきた。
 年末寒波のため大雪が心配されたが、積雪量は例年より少し多い程度で、山小屋下の県道は工事のため完全に除雪されており、武蔵の小屋のスノーモービルトレースと宮崎君ら4人のトレースのおかげで楽に山小屋へ入ることができた。水の出は良好だった。
 12/30(木)ゆっくり浜松を発ち雪の治部坂峠を越え飯田に向かう。久しぶりの雪道で緊張した。松本平では一時青空も見えたがオリンピック道路から再び雪となった。大町市に入ると圧雪路となりスタッドレスタイヤが役立った。上原の湯は年末年始も営業しており助かった。俵屋が休み昭和軒も売り切れで夕食は福来家で食べた。チェーン装着場に車を停め、スノーシューのバンドが切れて使用できないので長靴で山小屋へ向かう。降雪が激しく前日から山小屋入りしている宮崎君ら4人のトレースは半分埋まっていた。19時前山小屋着、一人でお酒を飲み、本を読む。20時過ぎに宮崎君古谷君北島君村岡君の4人がスキーから戻りささやかな忘年会を行う。久志さんが持ってきてくれた余市をおいしくいただいた。北島君はお酒を我慢し22時過ぎ大雪の新潟へ帰った。酔っ払った水嶋は23時半頃就寝した。雪は降り止まず新雪がどんどん積もる。
 12/31(金)6時起床。若者は寝ているので一人で朝食をすませ7時過ぎに山小屋を発つ。鹿島槍スキー場で半日スキー。稼働するリフトが減っており経営が心配になる。終日雪で新雪が深く私の技量ではうまく滑れなかった。上原の湯で体を温め、昭和軒でソースカツ丼を食べる。15時半山小屋着。宮崎君たち3人は小屋の片付けをすませ帰京していた。ゴミ処理ありがとう。水まで汲んでもらい助かった。雪は夜も降り続く。
 1/1(土)5時起床。雪はだいぶ小降りになってきた。午前中玄関の屋根の雪下ろし、玄関南面西面・山小屋北面の雪かきを行う。玄関の雪は80cmほどだが新雪で柔らかく乾燥していたので作業は楽だった。昼頃になると青空が広がってきた。稜線には雲がかかり鹿島槍は見えない。主屋根の雪は1/3程ずり落ちてきたが止まってしまい落ちなかった。午後スノーシューを履いたスノーハイクの5人が善隣館の廃墟を見物にやって来た。理学部山の会や山小屋について話をする。つれてきた白い和犬が可愛く、久しぶりに犬に触れてうれしかった。午後はのんびり読書をする。
 1/2(日)6時起床。快晴である。4日目にしてはじめて鹿島槍が見られた。風もなく穏やかな日になった。気温は低い。一日日差しがあれば主屋根の雪も落ちてくれるのではないか。8時20分山小屋発。スノーハイクの5人のおかげで広くなったトレースを歩いて県道に下りる。県道はほぼ完全に除雪されており15分でチェーン装着場に着いた。まっすぐ浜松へ帰る。大町市内までは圧雪路だったがオリンピック道路から先の路面はすべてドライだった。中央アルプス、南アルプスの上空に笠雲が架かっていた。
1/1朝、雪の山小屋
 
1/2朝、快晴の山小屋