説目

立教大学理学部山の会OB会のHPです。
会員・現役の皆様への連絡事項を更新します。
管理人:理岳会編集担当
お問い合わせ... rigakukai@gmail.com



2023年7月29日土曜日

山小屋へ行ってきました - 水嶋会員

1987年数学科卒 水嶋一郎

 7/24(月)から26(水)まで山小屋へ行ってきました。全国どこも猛暑でしたが山小屋周辺は日中でも25℃と快適でした。
 7/24(月)5:40浜松発10:50山小屋着。よく晴れましたが残念ながら稜線は雲底2000m程の積雲に隠れ見えませんでした。5月末のカビ対策の効果があり玄関のカビは全くありませんでした。2階の窓枠には少しカビが生えていました。壁だけでなく窓枠にカビ対策をするといいでしょう。昼食は昭和軒でカツ丼、大町駅のキオスクでお土産を買ったらJR東日本のカモシカの缶バッチをおまけにくれました。セイユーで買出し、上原の湯で入浴し山小屋へ戻りました。吊っていた麻紐が切れ「鹿島の小屋」看板が灯油タンクの下に置いてあったので、細引きで吊り直しました。西川さんから郵送されてきた市原きみ子さんの本を山小屋に寄贈しました。夕食は冷凍食品中心の手抜きご飯(五目チャーハン・鶏唐揚げ・冷や奴・キュウリとゴボウのサラダ・野沢菜)、品数は多く満足感はありますが次の日も同じメニューになってしまうのが残念です。この日は翌日の山行に備え早寝しました。
看板を吊り直す 市原さんの本
 7/25(火)最高の天気になりました。3:40山小屋発、朝霧の中アートラインを須佐渡へ向かいます。安曇野を見下ろす快適なドライブです。4:58三股着、平日にも関わらす駐車場はほぼ満車でした。早起きして良かった。5:09三股発、登山指導所で登山届けを提出し本沢添いの道を進みます。吊り橋を渡ると短い急登です。人気のコーズだけあり木製の階段が整備された歩きやすい道です。階段の1段毎に管理番号が付いており、踏み板は2枚の厚板にゴムを挟んであり滑りにくく工夫されています。登山者の少ない赤岩尾根とは大違いです。急登を登り切り傾斜が落ちるとゴジラの木があります。しばらく樹林の緩傾斜の道を進むと常念岳東尾根が樹間から見え始めます。急登に入り250m程登るとまめうち平です。ここから湿地の緩やかな道を進みます。ゴゼンタチバナが咲いています。標高2000mを超えると急登が始まります。右手に常念岳を眺めながら高度を稼ぎます。蝶沢を越え傾斜が落ちると大滝山への分岐です。ハクサンフウロの咲くお花畑の斜面を登ると蝶ヶ岳山頂に到着します。槍・穂高の大展望です。登ってきた甲斐がありました。せっかくなので蝶槍まで稜線を散歩します。二重山稜の緩やかな道を進むと小岩峰の蝶槍に着きます。常念岳に雲がかかりはじめました。槍穂の眺めを楽しみながら蝶が岳ヒュッテに戻ります。下りはかなり暑くなりました。まめうち平の手前で菌従属栄養植物のギョリンソウを見つけました。植物を見る目ができると新たな発見があり山歩きの楽しみが増えます。安曇野側から雲がわき上がっています。かなりへばりましたが昼過ぎに三股へ下山しました。
三股 5:09 → 7:28 まめうち平手前 6:34 → 7:32 標高2300m付近 7:36 → 8:20 蝶ヶ岳山頂 8:25 → 9:00 蝶槍 9:08 → 10:26 2350mベンチ 10:31 → 11:26 まめうち平 11:30 → 12:46 三股
蝶槍からの槍・穂高  ギョリンソウ
 薬師の湯で汗を流し、セイユーに寄って山小屋へ戻りました。15:09山小屋着、少々疲れました。昼頃は稜線にかかっていた雲もとれ鹿島槍が姿を現しました。
 蝶ヶ岳は20年ぶりでした。前回は2003.7.26前夜発車中泊で三股から常念岳・蝶ヶ岳を周り三股へ下山しました。四季の郷で入浴しその日のうちに浜松へ帰っています。元気なおじさんだったと自分でも感心します。(三股5:25→常念岳9:45→蝶槍12:17→三股16:02)
 7/26(水)この日もよく晴れました。少し雲が多いようですが2年前霧で何も見えなかった守屋山に登ってから浜松に帰ります。6:43山小屋発、8:43杖突峠着。広い駐車場には3台駐車していました。駐車場から唐松の急登を100m程登ると林道に沿った赤松の道になります。いったん林道に出て守屋山登山道のゲートをくぐり巻き道を水呑場へ進みます。鳥居のある祠の横から樹林の登りに入ります。東峰手前に胸突き坂の小さな鎖場があります。守屋山東峰に着くと視界が開けます。諏訪湖がよく見えます。カワラナデシコの咲く尾根道を進むと古い石の祠があります。守屋神社への分岐がを過ぎ、広い尾根道を進むと守屋山西峰1650mに到着です。前回は霧で何も見えませんでしたが、今回は360°の大展望を楽しめました。残念ながら北アルプス・中央アルプス・南アルプス・八ヶ岳どこも稜線に雲がかかっていましたが一見の価値ある眺めです。復路は東峰手前の分岐から守屋神社へ下りました。標高1400m付近に「みたらしの水」という水場があります。下草のほとんどない乾いた樹林の下りは快適でした。葛折れの道を下りきると沢が近づき鳥居を潜ると間もなく守屋神社です。3台ほど駐車可能な駐車場もありました。神社からR152を杖突峠まで戻ります。標高差150mほどの車道の登りですが暑くて参りました。ロードレーサーの若者が挨拶をして追い越して行きました。高遠から登ってくるのは大変そうだなあと感心しました。35分ほどで杖突峠駐車場に到着しました。平日にもかかわらず結構ハイカーが多く人気のハイキングコースだと思いました。涼しい季節にまた登りたい山です。
杖突峠 8:50 → 9:41 1460m付近 9:46 → 10:27 守屋山西峰 10:41 → 11:28 みたらしの水 11:33 → 12:36 杖突峠
7/26朝の山小屋 守屋山西峰より諏訪湖を望む
 杖突峠からR152を高遠へ下り伊那から中央道を飯田山本へ、R153・R257で浜松へ戻りました。平谷村・根羽村付近で大雨に降られました。浜松へ戻ると3日間閉めきっていた室内に熱がこもっていました。たまらずクーラーを使用しました。涼しい山小屋へ戻りたい。

2023年7月18日火曜日

【ご案内】2023山小屋修理について

 本年度の山小屋修理を下記の予定で実施します。
************************************************************
日時: 2023年8月19日(土)~20日(日)
担当幹事: 水嶋 一郎
作業予定:
 19日午前:草刈り、水源清掃、カビ対策
 19日午後:布団乾燥、シーツ洗濯、室内整理
 ※作業内容は小屋の状況・天候等により変更になる場合があります

参加していただける方は、
8月13日までに下記URL申込みフォームにご入力いただくか担当幹事までご連絡ください。

電車でお越しの方は、信濃大町駅まで送迎も可能ですのでご相談ください。
************************************************************

その他不明点、要望等がございましたら担当幹事までご連絡ください。

尚、本年度の山小屋祭りについては、
2023年9月16日(土)~18日(月・祝)を予定しております。
詳細については、理岳会HP・連絡通信No.149(9月上旬発行予定)でお知らせいたします。