説目

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2023年1月14日土曜日

山小屋へ行ってきました - 水嶋会員

 S62数学科卒 水嶋一郎

 理岳会・理学部山の会の皆様、明けましておめでとうございます。今年も山小屋を大いに利用させていただきます。

 1/4(水)から7(土)まで山小屋へ行ってきました。新潟の大雪報道を観ていたので大谷原の状況が心配でしたが、積雪は例年より少ないくらいでした。
 1/4(水)浜松から大町市内まで道路の積雪は全くなく、運転の苦手な私には非常に助かりました。大町は曇、雪が舞っていました。昼食は俵屋か昭和軒と決めていたのにどちらも休みだったので(俵屋は1/8まで休みと張り紙)、こばやしで天おろしそばを食べました。チェーン装着場にクルマを停め、スノーシュー着用で山小屋へ向かいました。武蔵の小屋のスノーモビルのトレースがばっちり付いており無雪期より歩きやすいくらいです。宮崎君たちのトレースも残っており30分足らずで山小屋に到着しました。蛇口にお湯を掛けて解かすと水も出ました。夕方から雪が本降りとなりました。昨年11月にようやくガラケーからスマホに変更し、同時にauに乗り換えたので山小屋でも通信が可能になりました。スマホ原始人なので全然使いこなせていませんが、山小屋で図書館の本の予約ができるようになるとは思いもしませんでした。
 1/5(木)曇です。昨夜の雪は3cm程しか積もりませんでした。八方尾根で半日スキーをしました。麓は晴れていましたが、残念ながら尾根は雲の中、強風の為ゴンドラ・上部のリフトは運休中でした(11時過ぎからゴンドラや上部のリフトは少しずつ動き始めたました)。麓のゲレンデで滑っていたら昼頃には疲れてしまい12時にスキーを終了し大町へ戻りました。昭和軒が開いているのを期待しましたがまた休み、市営駐車場近くの割烹たきょうでランチの上天丼を食べました。天ぷら揚げたてでおいしかったです。山小屋ではラジルラジル(NHKラジオのアプリ)でNHK第二「おしゃべりな古典教室」などを聴きました。スマホって便利ですね。
 1/6(金)朝から晴れました。白馬五竜で半日スキーをしました。前日より天気は良くなったので山の展望を期待したのですが、アルプス平は山小屋祭りの親睦山行の時のようなガスの中でした。時折五竜・不帰の稜線がうっすらと見えるのですがなかなか姿を現してくれません。2日目にしてはまあまあ滑れたので満足でした。12時半にスキーを終了し山小屋へ戻りました。さすがに疲れて本を読みながら寝落ちしてしまいました。
 1/7(土)早朝目覚めると外が非常に明るい、西の窓を開けるときれいな満月が見えました。2日間たっぷり遊ばせてもらったので、玄関の雪下ろしをしました。積雪は60cmくらい、ほとんど新雪で軽い雪でした。7:00~9:00の2時間で作業は終了しました。稜線の雲が取れ4日目にしてはじめて鹿島槍が姿を現しました。屋根の上から見る鹿島槍もいいものです。早く作業が終わったのでスノーシューで河原を散歩しました。カモシカのトレースを辿ってみたら堰堤の上を歩いて端で引き返していました。カモシカなら飛び降りられそうな気もしましたが、野生動物は無茶をしないんだなと思いました。日差しが暖かく屋根の雪は溶けていました。主屋根の雪は15cm程で上部はずり落ちて屋根が見えていましたが残念ながら落ちませんでした。
 楽しい4日間でした。1月末にまた山小屋に入りたいと思っています。

<山小屋情報>
  • 1/7現在山小屋周辺の積雪は50cm程度でした。
  • 水の流れは順調です。蛇口を開けっ放しにしておけば凍結しませんでした。
  • ガスコンロ(アイ・コンロ 台所の棚上 箱に入ったもの)ガスが出ません。山小屋祭りの時不調になり使用をやめていたのですが、故障の原因わかりません。
  • チェーン装着場からの県道今シーズンは工事がない為除雪されていません。

1/4 午後の山小屋

1/7 朝の山小屋

1/7 玄関の屋根からアニマルトレース(カモシカ・ウサギ・ヒト)を見る

1/7 スノーシューで河原を散歩する

2023年1月6日金曜日

2022 冬山山行-北横岳 + 鍋パーティー

2021年 理学研究科卒 村岡徹

【日程】2022年12月17日〜18日
【参加者】
 古谷潤、宮崎、渡邉、村岡、
 (鍋パーティー参加)中村久志、北島

 前回の冬山山行は2019年12月の赤岳、それ以降冬山登山はご無沙汰になってしまっていた。前回冬山に登ったメンバー(江藤さん、古谷潤さん、宮崎、渡邉、村岡)で協議した結果、冬山リハビリ山行として北横岳に登ることにした。
なお、江藤さんはもともと参加予定だったが、急に生徒指導が入ったそうで、不参加となってしまった。
 私は古谷潤さん、渡邉を車に乗せるため西国分寺駅に向かい、6時45分ごろ駅を出発して中央道に乗る。
中央道は空いており、飛ばしていたせいか先に出発していた宮崎車を追い越していたようで、八ヶ岳PAで宮崎と合流、宮崎の新車であるスバルXVのお披露目をして北八ヶ岳ロープウェイへ向かった。途中から宮崎車に乗った古谷さんによると新車の味がしたそうだ。
10時すぎ、登山口へと運んでくれる北八ヶ岳ロープウェイの山麓駅に到着。ここまでの車道でもかなり標高を稼いできたせいか、想像よりもかなり寒いことに驚きつつ各自支度を始める。雪も降っている。
 10:20発のロープウェイに乗る。山頂駅に着くと雪も十分積もっていて、スパッツを履いてから10:30ごろ出発した。3年ぶりだったがスパッツの付け方はしっかり覚えていた。ただし、今回はアイゼンを使うことがなかったので、次の山行までに1回は復習しておきたいと思う。
 11:25ごろ北横岳ヒュッテに到着。ペースが良かったので、ピッチは下で寄った時にとることにして、そのまま山頂を目指す。11:45ごろ今回のピークである北峰に到着。樹林帯から遮るもののない稜線上に出ると風が容赦なく吹き付けてくる。おまけに視界もゼロで頂上を堪能する気が全く起きず、集合写真だけ撮ってそそくさと下山を開始する。南峰と北峰の間にあるわずかな樹林帯では風がしのげて、優しさに包まれている感じがした。
 この手の冬山の下山は若干グリセード気味に降りられることもあり、12時ごろ北横岳ヒュッテまで戻ってきた。ここで休憩をとる。例年は中村さん邸から冬山に出発するので、中村さんからサーモスに入った熱々の通称「命の紅茶」を預かっていてみんなそれを楽しみにしていたのだが、今回は東京から直接山に来たのでメンバーが各自で紅茶を持参してきていた。私はコンビニで和菓子・洋菓子コーナーのどら焼きやフィナンシェを片っ端から買って持ってきていたので、冬山でお茶会という格好になった。
 12:55ごろロープウェイ駅まで降り、13時発の下山ロープウェイに乗った。当初の予定より40分以上早い到着となった。
その後は立ち寄り湯に縄文の湯に浸かってから、夕飯用のキャベツを2玉とおつまみを少々購入。
 蓼科の中村さん邸には16:30ごろ到着した。少し休憩をさせてもらってから夕飯のもつ鍋を作り始める。人生で最もキャベツとニラを切った日になったと思う。思えばこのもつ鍋も3年ぶりだが変わらない美味しさであった。他には中村さんが前もって副菜を作ってくださっていて、冷蔵庫(屋外)で冷やされていたビールとともに夕食を楽しんだ。
北島さんは来られる予定が早まって19時すぎに到着した。
その後は年末の特番やサッカーワールドカップとともに中村さんの用意してくださった日本酒飲み比べセットを堪能し、1時ごろ就寝。先に就寝していた中村さんには少し煩くしてしまったかもしれないが、楽しいひと時であった。
 翌朝は8時ごろ起床。北島さんは5時ごろに千葉に向けて出発していたようだ。朝食にはこれまた絶品の、中村さんお手製の豚汁定食をいただいた。
食べ終わると朝食の片付けと薪運びをこなし、帰り支度をする。集合写真を撮って10時半ごろ解散した。

 今回は、久しぶりの冬山装備を引っ張り出しての山行と、中村さん邸にお邪魔させていただくことになりました。今後の冬季イベントでは現役の顔も見られるようになることを願っています。最後に、快く別荘を提供していただいた中村さんと、冬季行事存続のため参加していただいた皆様に感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。

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