2021年社会学部卒 渡邉隆靖
8月17日から20日にかけて、山小屋修理に参加してきた。17日の夜に山小屋に入り、18日は登山へ、19日に草刈り及び山小屋のメンテナンスを行い、20日に帰宅。少数精鋭での実施となったが、普段の山小屋イベントとは違うことにチャレンジ(一部暴挙を含む)するなど、充実した山小屋修理となった。
【参加者(敬省略)】
水嶋、宮崎、渡邉、(原田)
【作業内容】
・草刈り
・カビ対策(玄関壁・天井にカビキラー塗布、居住部分の壁・天井に逆性石けん(オスバン)塗布)
・布団乾燥
・シーツ洗濯、乾燥
・バルサン燻蒸(山小屋退出時)
※水源清掃は実施できず
【参加者(敬省略)】
水嶋、宮崎、渡邉、(原田)
【作業内容】
・草刈り
・カビ対策(玄関壁・天井にカビキラー塗布、居住部分の壁・天井に逆性石けん(オスバン)塗布)
・布団乾燥
・シーツ洗濯、乾燥
・バルサン燻蒸(山小屋退出時)
※水源清掃は実施できず
8月17日(木)
20:30八王子駅集合、宮崎さんの車で大町に向かう。もともとは金曜日の夜に出発する予定であったが、2人とも18日は休暇を取っていたことがこの数日前に判明したため、急遽18日に唐松岳に登ることが決まり、このような日程となった。渋滞知らずでいつになく順調に進み、西友で買い物をした後、日付が変わる前に山小屋に到着。
先に小屋入りしていた水嶋さんが迎えてくださり、早速ビールで乾杯。サラダや野沢菜を軽くつまみつつ、明日明後日の予定を確認。1:00頃就寝。
20:30八王子駅集合、宮崎さんの車で大町に向かう。もともとは金曜日の夜に出発する予定であったが、2人とも18日は休暇を取っていたことがこの数日前に判明したため、急遽18日に唐松岳に登ることが決まり、このような日程となった。渋滞知らずでいつになく順調に進み、西友で買い物をした後、日付が変わる前に山小屋に到着。
先に小屋入りしていた水嶋さんが迎えてくださり、早速ビールで乾杯。サラダや野沢菜を軽くつまみつつ、明日明後日の予定を確認。1:00頃就寝。
8月18日(金)
5:00起床、各自朝食をとり、6:00前に小屋を出発。途中で白馬乗鞍岳・白馬大池に向かう水嶋さんと別れ、登山口となる八方尾根スキー場へ。ゴンドラのチケット売り場に着くと、平日とはいえ既に行列ができていた。「割引券あったんだけど、スキーで使い切っちゃったんだよなあ」などと話をしながら並んでいたが、すると後ろに並んでいた方が話しかけてきて、なんと同様の割引券を持っているとのこと。5人まで有効ということで、ありがたいことに一緒に使わせてもらうことができた。
7:20ゴンドラで出発。麓は明るいが、標高が上がるにつれガスが濃くなっていき、否が応にも昨年度の大遠見山行が思い出される。しかしリフトを2回乗り換え、八方池山荘に到着する頃には、青空が見える程度に雲が薄くなっていた。出発前に水嶋さんが「雨雲は私が引き寄せておくから」などと話していたが、これはもしかするのではと期待が高まる。
7:55山荘発。なかなかのハイペースで木道を進み、30分ほどで八方池(第3ケルン)到着。だが空は怪しい。ピッチもそこそこに登り始めると、とうとう雨が降り出してしまった。「そうか、またなのか」と諦めて雨具を着るが、例のジンクスは健在のようで、今回は5分もせずに降り止んだ。徐々に雲が晴れ白馬連峰が現れる一方、反対側の大遠見方面はすっかり雲の中である。野イチゴゾーンを抜け、扇雪渓を横目に見つつ、9:30丸山ケルン到着。すっかり青空優勢である。
だんだんと暑さが増す中、意外と急な登りを経て10:20唐松岳頂上山荘(分岐)、そして10:40唐松岳山頂に到着。素晴らしい眺望である。20分ほど達成感に浸り、渡邉に先頭を交代し、下山開始。
頂上からすぐの唐松岳頂上山荘を覗く。今年は水不足だそう。宮崎さんは山バッジを買った模様、今後集めるらしい。そこからは集中しながらぐんぐん下っていき、1時間ほどで丸山ケルン到着。その後八方池のそばでピッチを挟みつつ、予定より2時間半巻きの13:00八方池山荘到着。山荘横の売店のソフトクリームに釣られる。山で食べるアイスはとても美味しかった。
下山し14:00駐車場着、せっかくならと周辺の日帰り温泉を探し、「倉下の湯」というところへ。600円+貴重品ロッカー代100円也。営業中なのかやや不安になる外観であったが、露天風呂と2階のノスタルジックな休憩所が最高であった。
温泉で水嶋さんと合流し、西友に買い出しへ。せっかくの少人数なので普段できない料理をと、道中メニューについて宮崎さんと話し合う。ニジマスの塩焼き、粉もの、焼きそばなどの案を差し置いて選ばれたのは「二郎風ラーメン」であった。水嶋さんに「お任せします」と言っていただいたとはいえ、思い返すと完全に暴挙である。登山疲れでハイになっていたとしか考えられないが、この時はそれしかあり得ないとさえ思っていた。ラーメンの口とはさも恐ろしく、何分ご容赦いただきたい。
もやし3袋、カットキャベツ1袋、豚バラブロック400g、煮卵、こってり醤油ラーメン(生麺タイプ)、ニンニクチューブなどを購入し、小屋に戻るとすぐに調理開始。レンジでチャーシューを作ったことで、レンジ内のにおいが凄いことになってしまったが(後で水嶋さんがきれいに掃除してくださいました)、二郎風ラーメン(麺はひとり1.3人前)、焼き餃子、チンなす(レンチンしたなすにポン酢とかつお節をかけたもの)が無事完成。ラーメンどんぶりが初めて?本来の役割を果たした瞬間である。
見た目は凄かったが、結果としては全員完食。水嶋さん曰く、「二郎系なるものは初めて食べた。始めはええっと思ったが、食べてみると野菜の量が多く、意外とすんなり入った」とのこと。個人的にはスープは少ないわ、麺はドロドロだわと反省点が多く、また味も当然似ても似つかない訳だが、なんとなくの雰囲気だけは感じられ、また山小屋でラーメンを食すという状況が楽しかった。全員腹が落ち着くまでビールが入らないという珍しい展開もありつつ、この日は23:00頃お開きに。
8月19日(土)
7:00起床、胃もたれはなし。各自朝食をとり、順次作業開始。なお、今回は水源清掃までは手が回らないと判断し、周囲の草刈りと山小屋内のメンテナンスに注力することとした。
まずはシーツはぎ・布団乾燥と草刈りから。電動草刈り機の威力たるや凄まじく、鎌で刈るのと作業効率が段違いである。原田さんも合流し、1時間半ほどで草刈りは終了。余談だが、渡邉が刈られたフキを夕飯用に集めていたところ、原田さんから「これも食べられる」とウワバミソウという山菜を教えていただいた。ひそかに増やしていたとのことで、ありがたく収穫させていただく。集合写真を撮り、原田さんはここで帰られた。
続いて壁面などのカビ対策として、薬剤をペンキ塗り用ローラーを駆使し塗布。室内ほぼ全ての壁面を塗り終えたところで昼前に。シーツの洗濯・乾燥を残して作業終了とした。
シーツをコインランドリーに持っていき、その足で昼食へ。これまた普段は行かない「わっぱら家」という蕎麦屋で、ざるそばやかき揚げなどを頂く。古民家的な内装も含めとてもよかった。その後はシーツ乾燥→薬師の湯→シーツ取出し→西友で買い出し→山小屋といういつもの流れ。
まだ時間も早く、腹も減っていなかったので、ぼちぼちつまみから作り始める。ウワバミソウのおひたし、フキの煮物、塩だれ冷奴、残り物(煮卵、チンなす、サラダ、野沢菜)というヘルシーメニューで乾杯。「昨日と同じ人が作ったとは思えない」、「いや昨日も野菜自体は沢山あった」、「野菜しかないからカロリーゼロだ」といった言葉が飛び交う。ウワバミソウは食感が最高。フキもあく抜きはできており、皆ですじ取りを頑張ったことも相まってとても美味しく感じられた。
第2弾として焼き餃子と埼玉名物肉汁うどん(豚肉、なす、長ネギなどが入った醤油ベースのつけ汁で食べるざるうどん)を作る。あっさり完食。第3弾として残っていたなすでチンなすを作り、食材を使い切ることに成功。またその傍らで原田さんお土産の高級焼酎、宮崎さんお土産の静岡の日本酒を頂く。どちらもとても飲みやすく、スルスル入ってしまう「魔法の水」であった。
食事中の会話の中で、山小屋の歴史の話は印象深かった。畳が敷かれる前や和式トイレの話を聞くと、つくづく今の快適な山小屋しか知らなくて幸せであると思う。山小屋の将来にまで話は及んだ。この日も24:00前には就寝。
7:00起床、胃もたれはなし。各自朝食をとり、順次作業開始。なお、今回は水源清掃までは手が回らないと判断し、周囲の草刈りと山小屋内のメンテナンスに注力することとした。
まずはシーツはぎ・布団乾燥と草刈りから。電動草刈り機の威力たるや凄まじく、鎌で刈るのと作業効率が段違いである。原田さんも合流し、1時間半ほどで草刈りは終了。余談だが、渡邉が刈られたフキを夕飯用に集めていたところ、原田さんから「これも食べられる」とウワバミソウという山菜を教えていただいた。ひそかに増やしていたとのことで、ありがたく収穫させていただく。集合写真を撮り、原田さんはここで帰られた。
続いて壁面などのカビ対策として、薬剤をペンキ塗り用ローラーを駆使し塗布。室内ほぼ全ての壁面を塗り終えたところで昼前に。シーツの洗濯・乾燥を残して作業終了とした。
シーツをコインランドリーに持っていき、その足で昼食へ。これまた普段は行かない「わっぱら家」という蕎麦屋で、ざるそばやかき揚げなどを頂く。古民家的な内装も含めとてもよかった。その後はシーツ乾燥→薬師の湯→シーツ取出し→西友で買い出し→山小屋といういつもの流れ。
まだ時間も早く、腹も減っていなかったので、ぼちぼちつまみから作り始める。ウワバミソウのおひたし、フキの煮物、塩だれ冷奴、残り物(煮卵、チンなす、サラダ、野沢菜)というヘルシーメニューで乾杯。「昨日と同じ人が作ったとは思えない」、「いや昨日も野菜自体は沢山あった」、「野菜しかないからカロリーゼロだ」といった言葉が飛び交う。ウワバミソウは食感が最高。フキもあく抜きはできており、皆ですじ取りを頑張ったことも相まってとても美味しく感じられた。
第2弾として焼き餃子と埼玉名物肉汁うどん(豚肉、なす、長ネギなどが入った醤油ベースのつけ汁で食べるざるうどん)を作る。あっさり完食。第3弾として残っていたなすでチンなすを作り、食材を使い切ることに成功。またその傍らで原田さんお土産の高級焼酎、宮崎さんお土産の静岡の日本酒を頂く。どちらもとても飲みやすく、スルスル入ってしまう「魔法の水」であった。
食事中の会話の中で、山小屋の歴史の話は印象深かった。畳が敷かれる前や和式トイレの話を聞くと、つくづく今の快適な山小屋しか知らなくて幸せであると思う。山小屋の将来にまで話は及んだ。この日も24:00前には就寝。
8月20日(日)
7:00起床。朝食をとり、テキパキと撤収の支度をして9:00前に出発。しかしすぐにバルサンの炊き忘れに気付き、宮崎車戻る。玄関及び1階で炊き、あらためて帰宅の途につく。ツルヤでお土産を買い、高速に乗るも、前の車が不規則な動きをし、誤って長野方面へ。東京から更に遠ざかる。直近のICも20km先と遠く、そこから戻るよりはと上信越道と関越道で帰ることに。
今回は始めから終わりまで新しいことが多く、新鮮な山小屋修理であった。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
7:00起床。朝食をとり、テキパキと撤収の支度をして9:00前に出発。しかしすぐにバルサンの炊き忘れに気付き、宮崎車戻る。玄関及び1階で炊き、あらためて帰宅の途につく。ツルヤでお土産を買い、高速に乗るも、前の車が不規則な動きをし、誤って長野方面へ。東京から更に遠ざかる。直近のICも20km先と遠く、そこから戻るよりはと上信越道と関越道で帰ることに。
今回は始めから終わりまで新しいことが多く、新鮮な山小屋修理であった。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
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