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2023年8月26日土曜日

白馬大池に行ってきました - 水嶋会員

1987年数学科卒 水嶋一郎


 山小屋修理のついでに栂池ロープウェイを使って白馬乗鞍岳・白馬大池まで散策に行ってきました。
 8/18(金)5:50山小屋発。白馬駅前で八方尾根から唐松岳に向かう宮崎君・渡辺君と別れ栂池高原に向かう。6:30栂池のゴンドラ乗り場有料駐車場着。ちょっと早く着きすぎた。7:00動き始めたゴンドラに早速乗車、ロープウェイ乗り場に向かうロープウェイには人数制限があるのでヒヤヒヤしたが幸い7:30の始発に乗車できた。登山の場合は早めに駐車場に着いた方が良さそうだ。残念ながらロープウェイは霧の中、展望は期待できないかと思ったが終点では雲を抜け晴れた。7:35自然園駅着。稜線は雲の中だが登山道は晴れている。ビジターセンターまでは車も通れる広い道で観光客も多い。10分ほどで栂池自然園入口に着く。ここから登山道に入る。天狗原まではトラバース気味の登りで思ったより高度が稼げない。登山道脇に水が流れ、場所によっては登山道にも水が流れ涼しくて快適だった。天狗原直下は岩のゴロゴロした歩きにくい登山道になる。湿原手前の乾いた広場で一本、雲の切れ目から唐松岳・鹿島槍ヶ岳が見える。この天気でこれだけの展望が得られれば上出来だ。岩場を登ると広々とした天狗原に出る。水量豊富な高層湿原で水が澄んでいる。木道が整備され快適な登山道だ。白馬乗鞍岳が目前に迫る。火山性の岩がゴロゴロした急登である。長く太いロープが登山道に垂らされているが、つづら折れの登山道を登ると何回もロープを跨ぐことになりかえって邪魔だ。急登を登りきると北アルプスには珍しい溶岩で覆われた平らな乗鞍岳山頂に着く。ハイマツが文字通り地を這っている。山頂のケルンを過ぎ少し下ると白馬大池が見える。山頂より景色がいいのでここで一本。休憩もそこそこに白馬大池に向かう。池端を進む道は溶岩が重なり不安定で歩きにくい。池の水は青々澄んでいる。白馬大池火山の噴出物でせき止められてできた白馬大池には流入する河川はないが豊富な雪解け水をたたえている。山小屋を過ぎテン場を回り込むと砂浜の岸に出る。標高2400m近い稜線とは思えない静かな池を眺めながらのんびり行動食のパンを食べる。岩場を慎重に下り天狗原の湿原で一本。自然園入口には昼過ぎに到着した。時間に余裕があるので自然園の湿原を見学する。花の盛りは過ぎたようで少しさみしかったが、貧栄養の湿原にはモウセンゴケがべた一面に生えていて一見の価値がある。案合図を頼りに木道を進む。大きな沢を越え奥の湿原への坂を登る。思ったより時間が掛かってしまった。白馬三山の展望は雲の為あきらめ延命水の水場で引き返す。延命水という名前から岩の間からしみ出すわき水をイメージしていたがただの沢だった。観光客風のカップルが「その水飲めますか?」と不安そうに聞いてきたが、私がペットボトルに汲んでグビグビ飲んで見せたら安心して飲んでいた。女性は「冷たくておいしい~、ペットボトルに入れたーい」と男性にねだっていた。お幸せに。ビジターセンターに戻る途中宮崎君から下山の連絡があった。ちょっとのんびりしすぎた。大急ぎで下山する。14:00のロープウェイに乗り、14:33ゴンドラ終点着。宮崎君から連絡のあった倉下の湯に向かう。カーナビに従い15分ほどで倉下の湯に到着、宮崎君たちと合流した。
自然園駅 7:35→8:30 天狗原直下 8:36→9:32 乗鞍岳を過ぎる 9:36→10:00 白馬大池 10:14→11:24 天狗原 11:31→12:17 自然園入口
自然園散策(12:22~13:43)→13:50 自然園駅

天狗原直下の広場から鹿島槍を望む
白馬大池から小蓮華岳方面を望む
日本庭園のような天狗原湿原
栂池自然園の木道

 山小屋修理については渡辺隆晴くんが報告を書いてくれる予定です。ジロー系インスパイアラーメン山小屋軒など盛りだくさんな内容になると期待しています。

写真アルバムはこちら
(山小屋修理の写真も含んでいます。)

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