説目

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2010年4月28日水曜日

浜石岳に行ってきました - 水嶋会員

4/25(日) JR東海道線由比駅から浜石岳)(はまいしだけ)に行ってきました。標高707mの低山ですが、海岸から直に登るので標高差は正味700mあります。 駿河湾を眺めながら傾斜のきつい舗装道路を登るけっこうハードなコースです。 みかん畑の間をあえぎながら登っていくと野外活動センターの広場につきます。 この日はここから二本松への分岐に入り山頂を目指しました。分岐に入らず舗装道路をそのまま登り、頂上直下から山道に入るルートの方が若干短いようです。 センターのフィールドアスレチックを過ぎ、しばらく山腹を西に巻きながらゆるやかに登っていくと、薩埵峠(さったとうげ)への分岐に出ます。ここから浜石岳へは10分ほどの登りです。山頂が近づくと一気に視界が開け、駿河湾越しに伊豆半島、東には愛鷹山、富士山が見えてきます。山頂には野外活動センターに宿泊している大学生のグループがハイキングに来ており大変にぎやかでした。天候に恵まれ抜群の眺望を楽しみました。残念ながら北側は雲が多く南アルプスは見えませんでした。山頂から二本松分岐を経て薩埵峠へ向かいます。峠へ下る尾根道は東海自然歩道バイパスルートになっており、道標がよく整備されています。9kmほどの道のりですが小さなアップダウンが多く、急斜面にはロープも設置されており、意外に時間がかかります。途中孟宗竹の竹藪を抜けますが、所かまわずタケノコが頭を出しており、登山道の真ん中にも生えていました。2年前に歩いたときは峠手前の登山道崩落のためこのコースは通行止めになっており(無視して通行してしまったのですが)下草が茂り蜘蛛の巣だらけのひどい道でしたが、今回は崩壊地点に木製の階段が設置され下草も刈り取られて、安全・快適に通過できるようになっていました。峠から登ってくるハイカーもちらほら見られました。薩埵峠に下りる道は工事中で迂回路がついていました。登山道から舗装された農道へ下り駿河湾を眺めながら峠を目指します。登山道入口から20分ほどで旧東海道薩埵峠に到着です。峠から海沿いの崖の上の道を歩きます。展望台からの富士山の眺めは最高です。駿河湾の眺望を楽しんだ後は興津駅への下りに入ります。東海道以前の往還が通っていた由緒ある道でした。旧国道1号線で興津川を渡り興津の町に向かいます。街道の風情の残る古い町並みを抜けるとJR興津駅です。ちょうど下り列車がやってきたので急いで飛び乗りました。

JR由比駅8:30→9:40野外活動センター広場9:45→10:14浜石岳山頂10:30→11:30立花池分岐付近11:40→14:55薩埵峠13:05→13:52JR興津駅

時間も早いので寄り道して静岡県立美術館で「伊藤若沖アナザワールド」を見学しました。県立美術館はJR草薙駅から坂道を20分ほど登ったところにあり、ハイキング帰りには結構応えました。若沖は「樹花鳥獣図屏風」をはじめとした華麗な着色画が有名ですが、今回の展覧会はあまり知られていない水墨画を中心に若沖の画業を紹介するもので、若沖らしいデザイン的な水墨画は大変面白いものでした。県立美術館の目玉「ロダン館」もリニューアルしたので見学しました。

添付の写真は「JR由比駅前」「浜石岳山頂からの富士山」「浜石岳からの伊豆半島」「薩埵峠からの富士山」「若沖アナザワールドポスター」です。


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