説目

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2019年7月29日月曜日

山小屋へ行ってきました - 水嶋会員

【2019/7/24 13:36】投稿

水嶋です 

梅雨明け間近になりました。予定通り今週末7月26日(金)午後から山小屋へ行って来ます。 
今年も赤岩尾根から鹿島槍に登る予定です。 
6/30湖西連峰、7/13竜頭山、7/20本宮山とトレーニング登山をしてきたので大丈夫だとは思いますが、事故のないように無理をせず歳相応に登ってきます。

【2019/7/29 12:30】投稿
7/26(金)夜から7/28(日)午前まで予定通り山小屋へ行ってきました。 

7/26(金)午前中、3年の課外授業2コマを真面目に行い、午後有給をとって山小屋へ出かける。13:37浜松発、天候は晴、台風6号の動向が気になる。 
19:25山小屋着。台風の影響はほとんどなく夜中は月が出ていた。水がちょろちょろとしか出ておらず水槽は空、蛇口から直接水を貯めたがバケツ1杯30分かかった。日曜日は水源に行かねばと思いつつ、翌日に備え早寝する。 
7/27(土)天気予報では午後から雨、午前中は崩れないと見込んで予定通り赤岩尾根に向かう。昨夜は熟睡できず睡眠不足の不安が残る。 
山小屋(曇) 4:39→5:46 西俣出合(晴) 5:52→6:58 公園(高千穂平下)(晴) 7:09→8:10 白樺平(曇) 8:21→9:01 冷池山荘(晴) 9:11→10:12 布引岳(霧) 10:22→11:12 鹿島槍南峰(霧) 11:17→12:27 テン場の上の二重山領(雨) 12:37→13:33 白樺平(雨) 13:43→14:15 高千穂平(雨) 14:19→14:46 公園(曇) 14:58→16:06 西俣出合(雨) 16:13→17:14 山小屋(雨)
赤岩尾根の登りは相変わらず厳しくペースは全く上がらなかった。高千穂平から上では青空も見られ、鹿島槍を望みながら快適な尾根歩きを楽しめた。稜線は風も弱く、冷乗越しから剣・立山を望めた。冷池を過ぎるとガスがかかり始め、布引岳から先はガスの中となった。南峰への登りでハイマツの中にライチョウの親子(母鳥+雛鳥4羽)を発見、雛はかなり大きく育っていた。何とか生き残ってほしい。10分ほど進むと登山道の真ん中で砂浴びをするライチョウの雄と出会う。気持ちいいのか砂浴びポイントを探して足元にどんどん近づいて来る。あまりにも無防備なライチョウの今後を心配しつつ山頂に向かう。時折ガスが薄くなり明るくなったが、山頂はすっかりガスに入ってしまった。証拠写真を撮ってさっさと下山する。イワカガミ、ヨツバシオガマ、ハクサンフウロ、コケモモなど高山植物の写真を撮りながらのんびり下る。チングルマが満開で例年より開花が遅れているようだ。布引岳から下は雨混じりのガスとなり、二重山稜で観念して雨具をつける。昨年は満員だったテン場も今年はテントわずか3張りだった。降雨の中、無理をせず赤岩尾根を3本に刻んでゆっくり下った。さすがに西俣出合ではふらふらになった。高千穂平で雨具を脱いだが、1800m付近から雨となり西俣出合では本降り、びしょぬれになった。何とか17時前に山小屋へ戻りたかったが、下りに時間がかかり今年も12時間を越える長時間行動となってしまった。 
赤岩尾根から戻ると武蔵の小屋に車が入っていた。チョロチョロだった水の出が少し回復していたので、蛇口を閉め水槽に水を貯める。武蔵の方が水源に行ってくれたのかも知れない。ありがたい。 
上原の湯でさっぱりしてから大町へ夕食に出かける。市内は若一王子神社の祭礼で山車が出ていた。俵屋で海老焼きそばと餃子を食べ満腹になり、セイユーで買出し、山小屋へ戻る。 
水の出は完全に回復し、水槽から派手にオーバーフローしていた。日曜の水源行きは中止。夜になっても雨は降り続き、雨音を聞きながらぐっすり眠る。。 
7/28(日)雨は止んだが稜線は雲の中、昨日登って正解だったかもしれない。昨日は気づかなかったが登山靴(左)のビブラムが剥がれかけていた。靴底の張替えをしてから7年、靴を購入してから12年が過ぎていた。さすがに今年は靴を買い替えようと思う。 
今年1月から週末は近所の温水プールで水泳、毎月近所の低山でトレーニング山行をしてきたので脚力・持久力は多少回復した。登りで脚がつることもなく無事鹿島槍南峰に立つことができた。下りの足元の不安定さは年々ひどくなり、あまり無理をしてはいけないなあと思う。先週末の台風5号を避けるため1週間延期したにもかかわらず、今週は台風6号を呼び寄せてしまい、日頃の悪行を大いに反省する。還暦の今年も無事鹿島槍ピストンを実施できたが、下りを考えるとそろそろ日帰りは止めた方がいいかもしれない。毎年体力は衰えていくが、細々とでも山行を続けてゆきたいものだ。 

添付の写真は公園(高千穂平下)からの東尾根、満開のチングルマ、砂浴びするライチョウ、鹿島槍南峰証拠写真です。 
 

 

 

 

山小屋情報 
1 雨戸戸袋にスズメバチの巣はありませんでした 
2 昭和電工取水口の上の堰堤で工事をしておりショベルカーなどの重機が入っています 
3 7/28(日)朝の時点で水の出は良好でした 
4 更衣室(物置)に冬の雪像作りのためのコンパネを置かせてもらいました

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