浜松始発6:20の新幹線で熱海へ向かう。天気予報通りの快晴、車窓から夏富士がきれいだった。熱海から伊東線で7:49伊東着。7:55東急リゾートシャトルバスで天城縦走路登山口へ。乗客は登山者4名のみ、8:50登山口着。登山者用駐車場には関東圏からの車が多い。トイレに寄り準備体操をして縦走に出発した。
登山口から10分ほどゴルフ場の縁を廻る緩やかな下り、四辻で枯沢の上りに入り広葉樹の林を進む。火山性の岩がゴロゴロする登りは展望がきかない。真夏の暑さを覚悟していたが、秋風が気持ちいい。トリカブトがいたるところに咲いている。高度が稼げないゆるい登りが続く。万二郎岳が近づくと傾斜が少しきつくなる。高度が上がり視界が開け伊東の海が見える。まだまだ登りが続くと思っていたらあっけなく万二郎岳山頂1299mに到着した。南に開けた山頂から三筋山の風車、遠く伊豆七島が見える。開けた急な坂を下り万三郎岳へ向かう。伊豆の海を眺めながらの尾根歩きは快適である。アセビのトンネルを抜け、ブナの林を縫う登山道を進む。小さなアップダウンを繰り返し最後の急登を登り切ると本日の最高点である万三郎岳山頂1405mに着く。残念ながら山頂からの展望はない。一等三角点を踏んでから戸塚峠に向かう。10分ほど下るとゴルフ場への分岐、この先は登山者がグンと減る。ブナの原生林を抜ける広い尾根の登山道が続く。台風15号の被害か登山道が荒れている。急坂に付けられた階段が崩れ、大きな倒木が多い。風で飛ばされた枝で登山道、道標が隠れルートが分かりにくい。ヘビブナに寄ると台風の被害か屈曲部が裂けていた。小岳の急な下りはかなり荒れていて踏み跡が不鮮明だった。1本で戸塚峠に到着。この先はほぼ水平の登山道が続く。大きな倒木が多く、跨いだり潜ったり忙しい。臼田峠を過ぎ木漏れ日の道をブナの大木を眺めながら進む。浅い谷筋に入りアセビのトンネルを抜けると八丁池が目の前に広がる。時間にはまだ余裕はあるが天城峠まで脚を伸ばすと17時を回りそうなので、展望台に寄って大人しく水生地下へ下ることにする。展望台から今日のルートを振り返る。360°の大展望である。八丁池越しに富士山が見える。分岐に戻り下り御幸歩道に入る。ブナの林を抜ける道はノコンギクが咲き乱れ蝶が多かった。アサギマダラを何羽か見かけた。分岐を過ぎ、杉の人工林の急な坂を下りきると林道に出る。アスファルト舗装の道を下りゲートを潜ると天城トンネルへの旧道に出る。20分ほど下ると水生地下のBSに着く。16:00のバスに間に合った。シャクナゲや紅葉のシーズンから外れているせいか登山者が少なく静かな山歩きを楽しめた。
登山口8:58 → 9:55万二郎岳10:00 → 10:58万三郎岳11:08 → 12:08戸塚峠12:17 → 13:23八丁池13:35 → 13:43見晴台13:43 → 下り御幸歩道分岐14:38 → 15:40水生地下BS
水生地下から16:00の東海バスで修善寺へ、伊豆箱根鉄道で三島へ出て、東海道本線の鈍行で浜松へ戻る。
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万二郎岳からの三筋山 |
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万二郎岳下りからの万三郎岳 |
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ヘビブナ |
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展望台からの八丁池 |
来週末は山小屋へ遊びに行く予定ですが、台風19号の動きしだいで1週間延期することになるかも知れません。
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