2017年 物理学科卒 江藤 開
去る1月12日、蓼科山にて恒例の冬山親睦山行が行われました。中村さん、宿泊場所のご提供ありがとうございました。
【参加者(敬称略・順不同)】
現役:近喰、北條、柘植、近内
理岳会会員:中村(宿泊場所提供)、江藤、古谷、宮崎、村岡
1月11日
世間は土曜で三連休の訪れが朝から感じられたが、昨今の大学生は普通に午前中に授業があるため、動き出すのは午後になってからである。宮崎君の車に北條君と近喰君が、村岡君が運転するレンタカーに古谷潤君と柘植君、近内君が乗り込み、中村さんが待ってくださる中村邸へと向かう。ここまで親睦山行の取りまとめをしてくれた渡邉君は、急用で来られなくなってしまったようで残念である。
私はというと定時までは仕事であるので、退勤後一旦帰宅して烏の行水を済ませ、あずさに乗り込んだ。茅野駅には宮崎君が迎えに来てくれた。いつもありがとう。
私が着いた頃には皆だいぶ出来上がっていた。アイゼンの調整や荷造りを済ませて、明日に備えて軽く飲んだ。
1月12日
現役は流石なもので、割と遅い時間までお楽しみであったようであることが、朝の惨状から悟ることができた。中村さんが用意してくださった朝食をいただき、計画通りに出発した。
少し早めの行動開始ではあったが、スズラン峠の一番近い駐車場はほぼ満車で、パズルゲームのように車を停める。シーズン真っ盛りということもあり、登山客が多かった。
翌日からの降雪が心配されており当日も曇天の予報であったが、登っている最中は青空を拝むことができた。樹林帯では軽く汗ばむほどである。
トレースもしっかり刻まれており、冬山が初めての現役メンバーがいる中の難易度としては丁度良い塩梅であった。一方で、現役の持つパワーは凄まじく、遅れないようついていくのは大変である。ここだけの話、私も流石に観念して、これを機に下界でのランニングを始めた。日頃の登山だけではもう体力を維持できない。
森林限界を超えたあたりで、空を薄い雲が覆ってしまったが、遠くには北アルプスを見ることができた。よくここまで晴天で持たせてくれたものである。少し風も出てくる。11時前には無事登頂した。
寒い山頂には長くとどまることなく、軽快に下っていく。途中軽食をはさみながら、13時ごろには下山した。よく冷えた体を温めるため、温泉に寄って帰る。
ここで入った小済の湯という温泉だが、斜面に幾層にも建物が連なった、面白い構造の施設であった。キャパシティの問題で残念ながら露天風呂には入れなかったが、斜度の急な渡り廊下でアプローチする様は新鮮であった。
温泉後は中村邸に戻り、今や高級品となったキャベツを鍋からあふれんばかりに使った、もつ鍋をいただきながら、宴会となった。年末年始の風物詩となりつつある冬山山行が、こうして幕を閉じた。
今年も中村さんのご厚意で、蓼科を起点とした冬山親睦山行を執り行うことができました。いつもありがとうございます。また、パンデミックという未曾有の事態を乗り越え、新世代の現役が冬山という心理的障壁が高い催しにこれだけ集ってくれたことは、素直に嬉しく思います。皆様、ありがとうございました。
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1 件のコメント:
登頂おめでとうございます。お疲れさまでした。蓼科別荘の下山祝い、懐かしいです。
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