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2024年10月27日日曜日

鳥海山・月山へ行ってきました(前編)

1987年数学科卒 水嶋一郎

教員を退職後いつか行きたいと思っていた鳥海山・月山へ、9/3(火)から6(金)の日程で行ってきた。天候に恵まれ快適な山行を楽しめた。

9/3(火) 曇のち晴 4時44分浜松発。浜松浜北ICから新東名、新清水JCから中部縦貫道、双葉JCから中央道、岡谷JCから長野道、更埴JCから上越道、上越JCから北陸道、新潟中央JCから日本海東北道(一部R7区間を挟む)、贅沢に全行程高速を使い遊佐町に到着した。白根、柿崎付近で少し雨が降ったが日本海側は晴れだった。日本海沿いを走るR7が気持ちよかった。地元スーパーグリーンストアで夕食用に日替わり丼・ネギ塩竹の子を購入し、R345を西進、R7を北上し吹浦から鳥海ブルーラインを登り、鳥海山五合目1150m鉾立に16:17到着した。浜松から走行737.5km遠かった。鉾立の駐車場は登山者用・一般用が分かれている。日本海を望む車中泊には絶好の場所だ。水場がないので水を持参する必要がある。ペットボトルで5㍑ほど持ってきて良かった。トイレはチップ制、維持管理のために協力しましょう。日本海に沈む夕日を眺めながら夕食をとる。気温はさほど下がらず夜も快適だった。漁り火の浮かぶ日本海、天の川が横たわる星空がきれいだった。
左:遊佐町のスーパーグリーンストア
右:鉾立駐車場から日本海に沈む夕日を眺め

9/4(水) 晴 早起きして鳥海山を目指す。早朝、悪夢を見る。鳥海山の麓に泊まり宿から鳥海山を目指すのだが、何度も寝坊し宿を出ても宿を周回するばかりで登山口に到着しない。地獄のループにうなされて目を覚ます。まったく縁起でもない。4:15ライトを点けて鉾立登山口を出発、30分ほどで明るくなりライトを消す。日本海に鳥海山の影が映る。象潟口登山道は傾斜が緩やかで割石が敷き詰められた歩きやすい道だ。ちょっと過保護な気もする。鳥ノ海御浜神社を過ぎると西に鳥海湖が見える。扇子森の緩やかなコブを越えると御田ヶ原分岐、石畳の道を外輪山へ向け登る。傾斜が急になり岩っぽくなると千蛇谷分岐に着く。谷底まで外輪山火口壁を一気に下る。千蛇谷は北東側だけが開いたカール状の広々とした谷だ。新山に向けぐんぐん高度を稼ぐ。大物忌神社に着くと頂上は目の前だ。遠くから見ると新山はのっぺりした山だが、登ってみると岩が折り重なった急登だ。登りは西ルート、白ペンキを頼りに登る。足下が不安定で気が抜けない。頂上手前で深い岩の亀裂に下る。本当にこのルートで合っているのか不安になる。谷底から登り返し新山2236mに8:04に到着した。朝早く無人で頂上からの眺めを独占した。下りは東ルートを下る。途中の胎内潜りを抜けるところが面白い。神社はスルーして外輪山へ向かう。火口壁直下に雪渓が残っていた。火口壁をよじ登ると西に展望が開ける。360°の展望を楽しみながら外輪山を下る。文殊岳までは稜線散歩、ここから千蛇谷分岐までやや急な岩場の下りになる。朝は快晴だったが9時を過ぎた頃よりガスが湧き始める。時折ガスが切れて山頂が現れる。御浜神社を過ぎ、緩やかな象潟口登山道をのんびり下る。日本海を眺めながらの下山は快適だった。

鉾立4:15→5:09湿原1450m付近5:14→6:06御田ヶ原分岐6:11→7:10千蛇谷1890m付近7:15→8:04新山山頂8:13→9:04外輪山2140m付近9:10→10:13御田ヶ原分岐10:22→11:12賽の河原11:17→12:08鉾立

鉾立12:22発、日本海沿いのあぽん西浜(温泉)12:54着。入浴料400円と激安だが、露天風呂・内湯とも広く快適だった。近くの海岸にある十六羅漢岩に寄り、高速を使い15時頃鶴岡に到着した。鶴岡は誇り高い庄内藩の藩都で城下町らしい町並みが残る。致道博物館を見学する。擬洋風建築や古い日本家屋、大名邸など古建築が展示保存されている。入館料1000円はちょっとお高いが、民具などの展示物は面白かった。地元スーパーヤマザワで夕食を調達し月山八合目に向かう。つまみに目玉商品のメンチカツと肉入りオムレツの揚げ物を買うつもりが、形が似た白身魚のフライを買ってしまった。肉入りオムレツのフライを食べたかった。鶴岡から東進し月山高原牧場を抜け月山公園線を登る。ブナの樹林を抜けるつづら折れの道は対向車とのすれ違いに緊張した。18:00月山八合目1390mに到着、北に鳥海山、西に日本海を望む眺望抜群の駐車場だ。ここも水場がなく残りの水の量が気になる。トイレチップを呼びかけるトイレの放送がちょっと興ざめ。日本海に沈む夕日を眺めながら夕食、水は節約した。
左:鳥海山外輪山より新山を望む
右:月山五合目から夕日焼けの鳥海山を望む

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