説目

立教大学理学部山の会OB会のHPです。
会員・現役の皆様への連絡事項を更新します。
管理人:理岳会編集担当
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2026年8月29日土曜日

2026 山小屋修理報告

2021年社会学部卒 渡邉隆靖

 8月21日(金)~23日(日)にかけて山小屋修理を実施した。貯水ダム付近の崩落により水源清掃こそ行えなかったが、それ以外のメンテナンスは例年どおり実施できたほか、後述するとおり「大人の夏休み」的な時間を過ごすことができ、とても良かった。

【参加者(敬称略)】
水嶋、宮崎、村岡、北島、渡邉、原田(一部のみ)
【作業内容】
○草刈り
○枝切り
○カビ対策(玄関壁等にカビキラー塗布)
○布団乾燥
○シーツ洗濯、乾燥
○虫よけ燻蒸(退去時)

8月21日(金)
 23:00西国分寺駅集合、村岡さんの車で大町に向かう、毎度お世話になります。道中仕事の話などをしつつ、渋滞もなく順調に進む。諏訪湖SAでの休憩時、ワンボックスカーで来ている大学生らしき集団を見かけて懐かしい気持ちになった。
 26:40山小屋到着。水嶋さん、宮崎さん、北島さんが既に山小屋入りしており、布団から翌日の朝食まで既に準備されていた。至れり尽くせりである。流石に缶ビールを開ける気にはならず、倒れ込むように就寝。

8月22日(土)
 前日が遅かったこともあり、例年よりやや遅めの7:30起床。水嶋さんが用意してくださった野菜中心の品数豊富な朝食を頂く。それにしても汁物(豚汁、小松菜の味噌汁、ナスとオクラの味噌汁)が充実していると思ったら、味噌汁2種は北島さんの持ち込みとのことであった。朝食を取っていると、エビスビールの差し入れとともに原田さんが到着、簡単に作業方針を話し合う。
 急いで支度をし、8:20作業開始。宮崎さんが布団乾燥等室内の作業をしつつ、それ以外のメンバーで草刈りを行う。毎年きちんと整備しているからか、今年も下草の勢いは少ない。一方、原田さんが大事にしている水槽周りのウワバミソウ(3年前に教えてもらい、おひたしで食べたら美味しかった!)も減ってしまっており残念である。また山小屋の電線にミズナラの枝が2本接触しかけていたことから、長梯子を出して切り落とすことに。原田さんと水嶋さんの手によりあっという間に切断された。しかし長らく小屋裏に置かれていたこの年代物の梯子が使われているのを初めて見た気がする。全員黙々と作業したおかげで、1時間ほどで外作業は完了。集合写真を撮り、原田さんは日向山に戻られた。
 その後は水嶋さんがカビ対策作業を、それ以外で片付け等を行いつつ、各自思い思いに過ごす。私はというと、水源清掃がなくなった分時間的・体力的余裕があったことで、恒例のきのこ観察をした後、刈られた草の中からフキの拾い集め、夕食のおかず用に下処理を行っていた。
 11:00過ぎにはシーツの洗濯・乾燥と昼食のため大町市街へ。駅前を散策し、趣のある蕎麦屋やとんかつ屋を新たに発見しつつ、結局、安定の俵屋に。やはりここの餃子はいつ食べても美味しい。その後は薬師の湯でゆっくり汗を流し、原田さんの別荘にて生活用水を補給させていただき、西友で買い出しを済ませる。
 15:30山小屋着。まずは午後のおやつとして、北島さん提供の「金色羅皇」という新潟は八色のスイカを頂く。これが衝撃の甘さと美味さで、半玉が一瞬にして無くなってしまった。個人的に直売所まで買いに行くことを考えるほど絶品であった。
 16:00を回り、水嶋さんが夕食の調理を開始する後ろでフキの筋取りをする。しかし調子に乗って集め過ぎたため、一向に減らない。見かねた宮崎さんと村岡さんが作業に加わるも、結局、丸々1時間かかってしまった。食材はタダでも、作業コストは一番高く付いてしまった訳だが、好物なので何卒ご容赦いただければ…。調理をバトンタッチし、フキを煮つつ、マグロ(⁉)とアボカドを切って和え、刺身(⁉)を大皿に盛り付ける。
 18:00乾杯。ニラと鶏皮の炒め物、キュウリとミョウガの梅肉和え、フキの土佐煮、豚汁、野沢菜、ショウガたまり醤油漬け、そして4種の海鮮(ヒラマサ、イナダ、しめさば、マグロアボカド)という、山小屋に似つかわしくない、いつになく豪華なラインナップ。実は昼前に「山小屋で海産物を食べよう」という方針が定まり、駅前散策時に鮮魚店を訪れるも営業しておらず、諦め半分で覗いた西友の鮮魚コーナーにて日本海産のヒラマサとワラサの特売に遭遇したのである。海なし県の標高1000mを超える山小屋で食べる刺身は背徳的なほど美味しく、同じく海なし県である岐阜の日本酒(渡邉提供)と合わせながら、「山小屋で食べる刺身が一番うまい」、「現役生に見せられないよ」、「ボドゲスポーツバー古民家カフェ海鮮居酒屋、爆誕」などと言い合っていた。

 夕食後はこれまた恒例の焚火を楽しんだり、デザートにスイートポテト(村岡さん提供)と冷やしておいたスイカを頂いたり、F1の上映会が始まったり、宮崎さんが軽井沢で買ってきたパズルに皆で頭を悩ませたりと大人の夏休みを満喫し、22:00にはお開きに。

8月23日(日)
 2:00頃の緊急地震速報にはヒヤッとさせられたが、特段大きな揺れも感じず、再度眠りにつく。
6:00起床。水嶋さんがビーンズサラダやスペイン風オムレツなどを既に用意してくださっており、感謝しかない。朝食後は全員でテキパキと撤収支度をし、最後にバルサンを焚いて7:30解散。帰りも村岡さんの車に乗せていただき、特段渋滞もせず、11:30西国分寺駅にて解散。

 ご参加いただいた皆様、今回もありがとうございました。この楽しい記憶を糧に、9月からの繁忙期を乗り越えたいと思います。

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2026年7月20日月曜日

【ご案内】2026山小屋修理について

 本年度の山小屋修理を下記の予定で実施します。
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日時:2026年8月22日(土)~23日(日)
担当幹事:渡邉隆靖
作業予定:
  • 22日午前 玄関カビ対策・草刈り 等
  • 22日午後 布団乾燥・シーツ洗濯・室内整理 等
 
※ 作業内容は小屋の状況・天候等により変更になる場合があります。

参加いただける方は、8月9日(日)までに下記URL申込みフォームにご記入いただくか、担当幹事までご連絡ください。

電車でお越しの方は信濃大町駅まで送迎も可能ですのでご相談ください。

なお、本年度は貯水ダム付近の崩落により、安全確保が困難なことから、水源清掃は実施いたしません。
また断水中につき飲料水及び生活用水の持ち込みが必須となりますので、参加いただける方におかれましては、ご留意くださいますようお願いします。
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【山小屋祭りについて】
本年度の山小屋祭りは2026年9月18日(金)~20日(日)を予定しています。
詳細については、理岳会HP・連絡通信No.155(9月上旬発行予定)でお知らせします。

2026年6月28日日曜日

2026年度 理岳会総会報告

2018年 物理卒 村岡 徹

6/14(日) 14時から、 2026年度 理岳会総会が開催されました。
立教大学ウイリアムズホールでの対面およびオンラインによるハイブリッド形式の総会に会員14名、山の会13名が参加し、昨年度の活動報告・今年度の活動計画等が審議され全て承認されました。
<出席者> 中村行伸、井上幹夫、竹内俊樹、中村久志、原田和正、古谷一隆、江藤開、古谷潤、宮崎慎也、村岡徹、渡邉隆靖、近喰紳之祐、
 (オンライン参加)水嶋一郎、網田義樹

<現役> 北條広大、今村侑人、須藤和久、高木夕、近内和樹、柘植友朗、葛西藤男、三島諒、森山果音、蛭田拳司、関錦明、新保空大、佐藤樹人

70周年という節目を来年に控えた今年の総会には、設立初期をご存じの会員の方々にも多数ご参加いただきました。

会議では、現在の山の会や山小屋の運営状況について報告を行うとともに、設立当初の活動や当時の会を取り巻く環境について貴重なお話を伺うことができました。世代を超えた活発な議論と交流が行われ、会の歩みを振り返りながら今後の活動について考える有意義な機会となりました。

17時からは二次会を開催し、多くの方々にご参加いただき、大変盛況となりました。現役生の活動への意欲や勢いが感じられる中、今後の活動方針や挑戦したい山域、山小屋の将来などについて、意見交換と交流が続きました。

来年迎える創立70周年に向けて、現役生と理岳会のつながりをより一層深めることのできた、有意義な一日となりました。

・近況報告
欠席された会員よりお知らせいただきました近況報告です。(順不同)

―山下洋史会員
母を介護する日と重なったので欠席します。
GWの大町は気持ちよかったです。

―近藤沙樹会員
昨年度と変わらず過ごしています。山小屋祭りでは幹事の予定ですので、よろしくお願いします。

―堤 岳彦会員
来週の土日は出勤予定のため総会は欠席します。
山小屋関連作業は、引続き可能な範囲で対応してまいります。

―内田芳宏会員
今年度で定年です。

―広瀬雅哉会員
相変わらず自営業でシステム開発をしています。長年付き合いのある取引先の製品開発に携わっていますが、新製品が新年度からリリースし、当初てんやわんやでしたが、ようやく落ち着くかどうかくらいまでになってきました。その他日経ソフトウエアという雑誌にたまに記事の執筆などしています。

―河原 洋会員(委任状郵送)
元気です

―上間英一会員(委任状郵送)
※メッセージなし

・集合写真


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2026年6月13日土曜日

霊仙山へ行ってきました

1987年数学科卒 水嶋一郎

 5/19(火)日帰りで滋賀県多賀町の霊仙山へ行ってきました。
 3:00浜松発、雲は多いながらまずまずの天気です。東名・名神HW経由で彦根ICからR306、県17を通り5:57落合駐車場に到着しました。ICから登山口が近くてありがたい。登山靴に履き替えている間にも次々と車が到着します。関西地区で人気の山だと実感しました。
 県道を5分ほど南へ戻り今畑登山口から登山開始です。集落跡の石垣が残るつづら折れの急登を登り南に巻き気味に進むと尾根に取り付きます。傾斜が落ち、切り通しで尾根を何回か横切りながら進みます。広い尾根道を進むと視界が開け笹峠に着きます。南から風が吹き抜けさわやかです。樹林を少し登ると石灰岩のガレ場の急登に入ります。岩にはアイゼンによる傷が見られます。赤ペンキが付いていますがどこでも登れるのでルートがはっきりしません。近江展望台まではちょっと長いので途中で一本とりました。近江展望台の小ピークは鈴鹿山系から琵琶湖まで360°のパノラマが広がります。最高点は目の前ですが石灰岩の重なる道は歩きにくくなかなか近づけません。土の道となり灌木の間を進むと最高点に着きます。最高点1094mピークからコルに下り登り返すと霊仙山1083mです。遮る樹木のない広々とした山頂は視界良好です。行動食を食べていると単独行の女性が2人相次いで登ってきました。うち一人がしきりに勧めるので経塚山1040mの北東斜面に咲いているというヤマシャクヤクを3人で見に行きました。前日の登山者の投稿では咲いていたという花がほとんど散っており斜面を探し回りようやく咲き残りの花を見つけました。付近の斜面はヤマシャクヤクが一面に生えており満開なら見物だったと思います。2人の登山者と別れ下山路に向かいます。山頂付近は小さな池が点在する湿原ですがこの日はほとんどの池の水が枯れていました。登山道から少し外れていたので草原についた獣道をショートカットしてルートに戻ります。西に進むと霊仙神社の鳥居があります。広々とした山頂を振り返りながら進むとお猿石です。ここから下は展望が効かないので早めに一本をとりました。急坂を下るとすぐ樹林帯に入ります。楓が多く紅葉も楽しめそうな道です。ロープが設置された滑りやすい坂を下ります。琵琶湖が見える最後の展望台を過ぎグングン下ると汗ふき峠の分岐に着きます。左から沢音が聞こえます。大洞谷方面への下りは最初がかなり急です。ロープもありますがしっかり尻もちをつきました。傾斜が落ち沢沿いの道を進みます。登山道は右岸に付けられていますが崩落により対岸へ渡る場所があります。踏み跡が何カ所か付いていて右岸に渡り返す場所が分かりにくいです。5本の丸太を束ねた橋で左岸に渡りしばらく進むと谷が開けます。林道に出ると間もなく落合駐車場に到着します。駐車場は満車、多賀へ戻る県道の路肩にも登山者の車が沢山停まってきました。平日でこんな感じですから休日は大変な混雑でしょう。4時間半ほどの短いルートでしたが変化のある登山道、素晴らしい展望と大満足のハイキングでした。帰りはR306で峠を越え、桑名からR421、R258、R23で浜松に戻りました。

落合駐車場6:04→7:10ガレ場930m7:14→8:13霊仙山8:28→9:17お猿石9:25→10:32落合駐車場

霊仙山山頂

咲き残りのヤマシャクヤク

2026年6月10日水曜日

山小屋仕舞い対策基金へのご協力のお願い

 理岳会会員の皆様

平素より理岳会活動にご理解、ご協力を賜り、誠にありがとうございます。

理岳会では、将来予定される山小屋の撤収(山小屋仕舞い)に備え、必要となる費用を計画的に準備するため、「山小屋仕舞い対策基金」を設けることといたしました。
山小屋は長年にわたり多くの会員に利用されてきましたが、建築から半世紀以上が経過し、将来的な撤収も視野に入れた準備が必要な時期を迎えています。
つきましては、本基金へのご寄付をお願い申し上げます。

【募集要領】
  1口:    10,000円(口数は任意です)
  目標金額:  300万円(解体費用見積額)
  募集期間は当面継続いたします
【振込先】
  ゆうちょ銀行 振替口座(当座預金)
  記号・番号 00130-0-93740
  加入者名 鹿島の小屋運営委員会
 (ゆうちょ銀行以外からの振込みの場合)
  銀行名: ゆうちょ銀行
  支店名: 0一九 (ゼロイチキュウ)
  口座番号: 当座 93740
  口座名: カシマノコヤウンエイイインカイ

皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

理岳会会長 村岡



2026年5月25日月曜日

連絡通信 No.154 が発行されました

 【連絡通信】
1. 2026年度 理岳会総会資料
2. 山小屋祭り報告
3. 山小屋に行ってきました
4. 西川益生顧問を偲ぶ会
5. 納会報告
6. 2026年1月上旬山小屋状況について
7. 山小屋雪下ろし報告
8. 編笠山冬山親睦山行報告

下記URLからご覧いただけます。

連絡通信pdfファイルはパスワードで保護されています。

▲△▲ 理岳会定期総会開催のお知らせ------------------------------------
2026年度 理岳会総会を下記のとおり開催いたします。

【日時】6月14日(日)14:00 – 16:00
【場所】立教大学 ウイリアムズホール大会議室(対面)
Google Meetグループビデオ会議(オンライン会議)併用
(ビデオ会議の詳細は後日連絡いたします)

出欠につきましては 6月7日(日)までに下記URLまたは理岳会 HP 右サイドバー「行事参加申込」よりお申込みいただきますようお願いいたします。

尚、参加申し込み又は委任状のご提出をいただけない場合は総会決議について理岳会会長へ委任されたものとさせていただきます。

2026年5月24日日曜日

編笠山冬山親睦山行報告

2017年 物理学科卒 江藤 開

 去る2月22日、編笠山にて恒例の冬山親睦山行が行われました。中村さん、宿泊場所のご提供ありがとうございました。
【参加者(敬称略・順不同)】
現役:近内
理岳会会員:中村(宿泊場所提供)、江藤、古谷、村岡

2月21日
 三連休初日、村岡君、古谷君、近内君の三名は村岡君の車に同乗し、一足先にすでに現地入りしていた中村さんの別荘へ向かった。本来は柘植君も参加予定であったが、兼部先の公演準備とのことで、参加を見合わせた。
 私は仕事の都合があり、他の参加者とは別行動となったため、夜のあずさで茅野へ向かった。22時08分に茅野駅へ到着すると、村岡君が車で迎えに来てくれていた。遅い時間にもかかわらず大変ありがたかった。
中村さんの別荘に着くと、すでに夕食の準備が整っていた。この日の夕食は、中村さんが用意してくださったきりたんぽ鍋である。暖冬とはいえ、冷えた夜に温かい鍋を囲めるのはありがたい。翌日の行程を確認しつつ、近況や山の話などを交えながら、ゆったりとした時間を過ごした。

2月22日
 当初は、編笠山のメジャーコースである観音平からのルートを検討していた。しかし冬季は観音平へ至る道路が通行止めとなるため、今回は富士見高原ゴルフ場を起点とするルートに変更した。
 当日は文句のつけようのない快晴であった。朝の駐車場はさすがに冷え込んでいたが、例年のこの時期を思えばむしろ温かいくらいである。冬山らしい厳しさを期待していた身としては少々拍子抜けする一方、親睦山行としては歩きやすく、好条件であった。
 出発後しばらくは、雪の少なさが目についた。今年は残雪があまり期待できないとは聞いていたが、実際に歩いてみても登山道の雪はまばらであった。それでも日陰にはところどころ雪が残っており、特にシャクナゲ公園を越えた先の斜面では、解けた雪が再び凍った箇所が続いていた。足元を雑に置くと滑りそうな状態で、ここは慎重に通過する必要があった。
 一方、山頂直下のガレ場には雪があまり残っておらず、岩を拾いながら登るようなアスレチック感を楽しむことができた。逆に、中途半端に雪が付いていれば、ミックス状態で難易度はもう少し上がっていたはずである。その意味では、雪が少なかったことがかえって歩きやすさにつながった面もあった。
 山頂付近にも雪はまばらで、振り返って見える赤岳も、例年の冬山らしい白さというよりは、ところどころ雪が禿げ散らかした姿であった。とはいえ、空気は澄み、眺望は申し分ない。出発地の名に違わず、富士山もよく見えた。さらに遠くには、日本の天井とも呼ぶべき山々が連なっており、冬の晴天に恵まれた山行の醍醐味を味わうことができた。
 下山時には、登りで凍っていた斜面も気温の上昇によって緩み始めていた。凍結斜面というより、溶けかかった雪と泥が混じる柔らかい斜面となっており、足元はまるでチョコフォンデュのようであった。滑らないよう気を付けながら下ったが、その感触には早くも春の訪れを感じた。結局、今回の山行では終始アイゼンを使用することはなかった。冬山山行としてはやや物足りなさもあるが、安全に歩き通せたという点ではよい山行であった。
下山後は、縄文の湯に立ち寄って汗を流した。私の意識からはすっかり抜け落ちていたが、世間は三連休であった。そのため周辺には遠方の県外ナンバーの車も多く、思いのほか混雑していた。温泉で体を温めた後、古谷君は所用のため途中の駅で見送り、残る三名で中村さんの別荘へ戻った。
 この日の夕食は、恒例となりつつあるもつ鍋であった。山を歩いた後の鍋はやはりうまい。各々の近況や現役生の話を肴に、ゆっくりと食卓を囲んだ。人数は多くなかったが、その分話しやすく、OBと現役の距離も近い会になったように思う。

2月23日
 最終日は道が混み始める前に中村さん宅を出発した。三連休中日から最終日にかけての移動であったため、早めの行動は正解であった。特に大きな渋滞に捕まることなく、各自帰途についた。

 今回の親睦山行は、結果として参加人数こそ少なくなってしまった。しかし、雪山に関心を持ち、実際に参加してくれる現役生がいたことは、OBとして素直にうれしいことである。山岳部の活動環境や学生の関心が変化していく中で、こうした機会を通じて山に向かう意識が受け継がれていくことには大きな意味がある。
 山行も天候に恵まれ、安全に行程を終えることができ、またOBと現役が同じ山を歩き、同じ食卓を囲む時間を持てたことは、今回の山行の何よりの成果であった。今後も無理のない形で、現役生との交流山行を継続していきたい。
 とはいえ、この分では今期の雪上訓練も残雪が期待できそうにない。雪山の技術の継承のためにも、今後の開催形態を含めて考え直す時期なのかもしれない。