今年は金峰山キャンプを欠席して、浜松工業山岳部10月山行の下見を兼ねて恵那山へ行ってきました。
■ 9/13(日)早朝4時に浜松を発ち東名・東海環状道・中央道を乗り継ぎ中津川へ向かいます。路面はまだ濡れていますが雨は上がっています。土岐JC手前からガスの中に入りました。中津川ICからR19を東進、旧中山道に入り神坂峠に向かいます。前日の激しい降雨で路面に拳大の石がゴロゴロしています。残念ながら恵那山からの縦走路には濃いガスがかかっています。つづら折れの道を慎重に進み7時に神坂峠に着きました。駐車場が分からず峠を越え少し進んだところようやくUターンできる場所を見つけ方向転換をしたところ、ちょうど富士見台パノラマコースの登山口でした。予定とはちょと違いますがここから登り始めます。気温は10度、北西から強風が吹き付けガスが流れます。さすがに寒いので雨具を着けました。樹林を20分ほど登るとクマザサの高原状の1720mピーク・縦走路に出ます。風はますます強くなり、ガスで展望は全くありません。前途が思いやられます。ここから鳥越峠までは150mほどの下りです。当然帰りは登りとなり、今から憂鬱な気分です。鳥越峠から水平な巻き道がしばらく続きます。この頃からガスが晴れはじめました。小さなアップダウンを繰り返すと大判山1696mに到着します。恵那山のガスはとれませんがクマザサのピークは展望抜群です。大判山から小ピークを2つ越えると恵那山の稜線に取り付きます。ガスが晴れ青空が見え始めました。樹林の急登を一気に登ると前宮からの登山道分岐に到着です。ここからは樹林の中の平坦な道を進みます。ぬかるみが多く、展望もきかず少々がっかりです。30分ほどで快晴の恵那山山頂2190mに到着します。
山頂には展望台が設置されていますが、樹林に囲まれあまり展望は良くありません。ほとんどの登山者は最近開かれた広河原からの最短ルートの登山道を利用しているようです。避難小屋付近は30人ほどの登山者で賑わっていました。避難小屋裏の岩に登ると南アルプスがよく見えます。下りは往路を引き返します。神坂峠からの登山道は距離が長いため敬遠されがちですが、富士見台へ向かい明るく展望に恵まれています。この日は中央アルプスに雲がかかってしまいましたが、本来なら空木岳がよく見えるコースです。アップダウンが多く、写真を撮りながらのんびり歩いたせいか、登りと大して変わらない時間がかかってしまいました。鳥越峠からの最後の登りも思ったほど厳しくはなく、1720mピークに登ると恵那山がよく見えました。静かな山歩きを十分に堪能して登山口に戻りました。
登山口7:03 → 7:57大判山(1695m)8:06 → 9:00富士見台9:08 → 9:47恵那山山頂(2190m)10:04 → 11:00小ピーク(1895m)11:11 → 12:17鳥越峠(1550m)12:17 → 12:57登山口
■ 車で神坂峠に戻ると峠の分岐を北に20mほど入ったところに駐車場がありました。朝はガスのため見逃したようです。林道途中の大檜への分岐広場に車を停めて鳥越峠に直接登るルートをとれば少し距離を短縮できます。展望を楽しみながら静かな山道をのんびり歩くには神坂峠のルートは最適だと思います。道標も良く整備されており、良く踏まれた歩きやすい道です。
帰路は一般国道R257を使います。浜松の自宅前まで続く便利な道です。中津川からR19を恵那まで進みR257を南下します。途中、時間も早いので岩村城址に立ち寄りました。岩村は江戸時代の古い町並みの残る静かな町です。岩村城は鎌倉時代に起源をもつ古い山城で、本丸の標高は日本最高ということです。麓の歴史資料館駐車場に車を停め本丸まで歩きます。1kmほどの登りですがかなりの急登で汗をかきます。明治維新で建物は取り壊されてしまいましたが、本丸を中心に石垣が良く残っており古城ファンは必見です。本丸から恵那山がよく見えました。まずまずの天候に恵まれ楽しい山行でした。
写真は 恵那山山頂 避難小屋裏の岩から見た南アルプス 1720mピークからの富士見台 1720mピーク分岐1720mピークからの恵那山 大檜分岐からの神坂峠 岩村城址本丸の石垣 岩村城本丸からの恵那山遠望
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