1/16(土) 浜松工業山岳部の生徒と静岡市の竜爪山に行ってきました。竜爪山は駿府城の鬼門の方角にあり、薬師岳・文殊岳2つのピークを持つ双耳峰です。6:40浜松発の鈍行で東海道線を静岡へ向かいます。気温は低いものの無風快晴の絶好のコンディションです。静岡駅前から路線バスで平山へ向かいます。センター試験1日目で竜爪線のバス乗り場は試験会場へのシャトルバスの臨時停留所になっており受験生でいっぱいです。ハイキングの格好の我々は非常に場違いな雰囲気でした。静岡駅から40分ほどで平山の集落に到着です。途中第2東名の橋脚をくぐりました。
平山から登山口へ向かう林道の脇には無人販売所が多く、赤飯・草餅などが売られていました。早速おやつにつきたてホカホカの草餅(100円)を購入しました。代金は塩ビのパイプを通して回収されるシステムになっていました。舗装された林道を45分ほど進むと旧道登山口の鳥居に到着です。地元ハイカーの車が10台ほど停まっていました。鳥居からさらに5分ほど林道を進むと新道登山口です。旧道は沢沿いの道で趣がありますが、今回は時間短縮のために新道を進みます。新道は植林された林の中をトラバース気味に進む道で、傾斜が緩やかでテンポよく登れます。穂積神社のコルに近づくと旧道と合流し、最後に少しだけ急登があります。45分ほどで穂積神社に到着です。視界が開け駿河湾・静岡市街が見渡せます。
神社の横を抜け薬師岳に向かいます。杉の大木が歴史を感じさせます。薬師岳までの登りはかなりの急登で、金属製の長い長い階段が設置されています。一気に300mほど登るのでさすがに疲れました。登りの途中からは富士山が見えるようになり、俵峠からは南アルプス南部もよく見えます。北側の斜面にはうっすらと雪も残っています。峠から薬師岳(1051m)までは5分ほどです。薬師岳山頂は杉の人工林に覆われ残念ながら展望は全くありません。薬師岳から文殊岳へ向かいます。中間のコルまで100mほど下りますが傾斜も緩やかでそれほど苦になりません。20分ほどで文殊岳(1041m)に到着です。文殊岳山頂は樹林が伐採されており素晴らしい眺望です。南には駿河湾、東には富士山、北には南アルプスが見えます。山頂には一等三角点が据えられています。ベンチ・テーブルも充実しており昼食にはもってこいです。この日も多くのハイカーで賑わっていました。暖かいと思いましたが山頂の気温は0℃でした。
文殊岳から則沢へ下ります。山頂直下に分岐がありますが、道標がないのでぼんやりしていると通り過ぎてしまいます(通り過ぎたのは私です)。ほとんどのハイカーは旧道登山口に戻るようで、則沢に向かったのは我々だけでした。山頂から沢まで一気に400mほど下る大変な急な坂道でした。非常に滑りやすくブレーキをかけるのに苦労しました。ハイキングコースとしてはかなりハードです。逆コースは遠慮したいものです。急な尾根を下りきると緩やかな巻き道となり間もなく林道終点に到着です。ここからは林道を通るコースと沢沿いを下るコースがありますが、林道を下りました。沢からだいぶ離れかなり遠回りになりましたが、ほぼ予定通りの時間に則沢のバス停に到着しました。則沢からのバスは事前に予約するオンデマンド・バスです。電話で予約すると1時間毎のダイヤに沿って迎えに来てくれます。瀬名新田の営業所で静岡駅行きのバスに乗り換え、15:00に静岡駅に到着しました。
平山9:05→9:50旧道登山口9:57→10:42穂積神社10:54→11:27俵峠11:34→11:37薬師岳11:39→11:55文殊岳12:20→12:55林道終点13:05→13:55則沢
貼付の写真は新道登山道からの竜爪山、俵峠からの富士山、文殊岳での集合写真、文殊岳三角点、文殊岳からの駿河湾、文殊岳からの富士山です。
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