説目

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2010年11月4日木曜日

麻布山・前黒法師山へ行ってきました - 水嶋会員

11/3(水) 麻布山・前黒法師山へ行ってきた。黒法師前衛の山で、登山道がよく整備されたコースである。昨年出かけた常光寺山の北にあたる。残念ながら今年の紅葉には1週間ほど早かったようだが、青空の下、今シーズン最初の紅葉ハイキングを楽しんだ。
早朝浜松を発ちR152を水窪へ向かう。浜松で13度だった気温は、水窪で8度、天竜スーパー林道山住峠では5度に下がった。冬型の気圧配置で北西の強風が吹く。山住峠から落ち葉の積もったスーパー林道を東に進み、野鳥の森駐車場に着く。朝早かったが駐車場には既に4台停まっていた。気温は3度、さすがに寒い。暑がりの水嶋には珍しく手袋を装着して出発した。登山口は標高1260m麻布山まで高低差400mほどのハイキングである。登山口から少し登り 1300mほどの小ピークを過ぎると緩やかな下りとなる。1240mの鞍部まで下ると四阿がある。樹林越しに麻布山がちらちら見える。落葉樹林の静かな尾根道を落ち葉を踏んで進む。四阿から緩やかな登りとなり1298mピークを過ぎると尾根が細くなる。西側が崩壊している所もありボンヤリ歩くと危ない。左右の斜面の紅葉が美しい。徐々に登りがきつくなり2番目の四阿に着く。ここで一本とる。ここからやや急な登りとなる。樹林の間から前黒法師山が見え始める。左右が崩壊したやせ尾根を過ぎると南に開けた明るい斜面に出る。ルートは階段状に整備されているが、度々崩壊し補修されている。急登を登り切ると緩やかな明るい樹林の登りとなり倒壊した小屋を過ぎ麻布山1685mに着く。三角点は登山道から少し西に入った所にある。樹林に囲まれ展望はないが広々として明るく気持ちの良い山頂
である。麻布山から登山道はルートを東にとり前黒法師山へ向かう。緩やかな下りを1600m付近まで下ると戸中山である。北側の樹林が開け深南部の山々が姿を現す。寒い寒いと思ったら向かいの山は山頂あたりが白くなっている。光岳、聖岳も真っ白だ。登山道にはあちこちに霜柱が立っている。コルから登り返すルートには倒木が多い。ルートははっきりしているが赤布・ペンキが少なく気を抜けない。急登が終わると樹林の中の前黒法師山1782mに着く。こちらの山頂は狭く、残念ながら展望もない。本日はここから引き返す。時間もたっぷりあるので、のんびり紅葉ハイキングを楽しむ。陽光を受けた戸中山南側斜面の紅葉が見事であった。麻布山山頂に戻りお湯を沸かしてゆっくり昼食をとる。樹林の中の山頂は風も当たらず快適であった。下山を始めると次々と登山者が登ってきたが紅葉シーズンにしては数は少ない。ゆったりとした尾根道を楽しみながら登山口へ戻る。駐車場の車は12台になっていた。
帰路は天竜スーパー林道を通り秋葉山へ抜ける。昨年は山住神社の南で脱輪しひどい目にあったので慎重に走る。林道には所々落石があり緊張する。林道中間点の天竜の森に立ち寄る。中央広場の駐車場からは中央アルプス・御嶽山が見える。時間も早いので竜頭山に登ってみた。天竜の森の公園内を抜け山頂 1351mまで30分ほどである。山頂は樹林の中で展望はないが、南の展望台からの眺めが素晴らしい。南アルプス深南部から遠州灘、浜名湖、遠く渥美半島、三河湾まで一望できる。今度は下から歩いて登ってみたい。スーパー林道は天竜の森から南下し秋葉神社上社を経てR152に下りる。ドライブコースとしてもお勧めのルートである。

野鳥の森P7:45→8:39第2の四阿8:47→9:54前黒法師山10:05→10:48麻布山11:16→12:37野鳥の森P
天竜の森中央P13:40→14:12竜頭山展望台14:22→14:48中央P

貼付の写真は麻布山への尾根からの前黒法師山、戸中山からの南アルプス南部、麻布山山頂、前黒法師山山頂、麻布山から野鳥の森への尾根、竜頭山展望台から南の眺めです。

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