説目

立教大学理学部山の会OB会のHPです。
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2023年11月24日金曜日

那須岳親睦山行

2017年 物理学科卒 江藤開

 10月8日(日)に現役主催の那須岳親睦山行に参加してきました。企画してくださった現役の皆さん、ありがとうございました。


【参加者(敬称略・順不同)】
現役:近喰・豊田・北條・高木・三浦
理岳会員:江藤・村岡・渡邉

◆前日談
 親睦山行一週間ほど前のことだが、現役監督として夏合宿反省会に参加した。私が勤務を柔軟に調整できる職にないことも大きいが、それぞれの都合もありオンラインでの開催であった。
 今年度は久々に八ヶ岳に穂高と本格的な夏合宿を企画する事ができ、また、メンバーの増加、若手OBが切に望んで手に入らなかった部室を獲得したりと現役活動の活発化を感じる上半期であったようだった。
 一方で課題と感じる点も共有され、n=1のサンプルで申し訳ないが先人としての経験を紹介させていただいたりもした。
 現役主導による夏合宿反省会は成果も課題も全体として前向きに共有され、次につなげる話題が多く実りあるものになったと感じた。
 しかし、オンラインという形態は場所を選ばない便利さや様々な恩恵の反面、マイクを順に渡してのコミュニケーションになるので、双方向性・即時性・情報量という点では対面での自然会話に引けを取る部分がある。脈絡さえあれば多少の不規則発言も、隣人に少し尋ねるのも妙がある。
 思えば、感染症拡大の中のオンライン飲み会は、普段の関係性あってこそあの情報量で成立していたのだと思う。改めて実感する、顔を合わした交流を細々とでも維持していく大切さを。 思えばコミュニケーションに対してモチベーションの高い時期に行われた親睦山行であった。

◆10月8日(日)当日
 当初は公共交通で現地に向かう予定であったが、席に空きができたとのことで、黒磯駅から近喰君、豊田君と共に渡邉君の車に乗せていただいた。今回の企画をメインで準備してくれた北條君も渡邉君と一緒に乗って来ていた。一方で村岡君も車を出してくれており、そちらには高木さんと三浦君が同乗しているとのことだった。
 よもやま話に花を咲かせつつ那須に近づいた頃、先行していた村岡車から連絡があった。曰く、那須ロープウェイまでの駐車場が満車とのことで、連休での行楽の賑わいを感じさせられた。我々は登山口からは徒歩50分程度離れた場所に車を停め、そこで初めて全員が顔を合わせることとなった。残念ながら都合により来られなくなったメンバーもいたが、多くの現役が参加の意思を示してくれたことがありがたい。現役5名、OB3名で登山を開始した。
 那須岳には今年1月、個人的に登りに来ていた。もちろん積雪期との違いはあれど、印象に残っているのは風の強さである。日本海側からの風があまり遮られることなく吹きすさぶ稜線は、私の密度高めの体もふらつく強さになることもある。ロープウェイで稜線まで上がれる手軽さながら、定期的に低体温症での遭難が出る場所でもあり、数日前もそのような事故があったばかりで気がかりであった。
 結果として、全行程を通して風は穏やかであり、晴天とはいかなかったが快適な登山であった。茶臼岳のお鉢回り、朝日岳のアスレチックな鎖場と、OBの体力にも無理がなく、かつ満足できる難易度だったと思う。
 道中、普段の活動や大学での様子、その他世間話と、多岐にわたる話題が交わされた。図らずともOBも20代のみで、世代としては異なるが遠すぎず、程よい距離感だったのではないだろうか。
 下山後、用事のあった豊田君とは解散となったが、北條君の強い希望もありその他のメンバーで温泉に行くことになった。那須といえば活火山、温泉には事欠かない。山で涼んだ体を湯船で温め、そのまま夕食の運びとなり、現役の旺盛な食欲に驚かされもした。
 食後、現役から締めの言葉をもらい、車ごとに分かれて首都圏の方へ戻った。それぞれ解散したのは22時くらいになってからだったと思う。長距離を運転してくれた村岡君と渡邉君には特別の感謝をしなくてはならない。
 今回、山小屋祭りに参加できていない私にとっては久々の現役世代との山行であった。やはり、後に続く現役世代が脈々と理学部山の会の名を継ぎ、そして我々とは違った文化を作り上げ、我々も登った山に挑戦していこうとしている光景は元気が貰えるものである。学生の現役としてのサークル活動は、4年+αで巡る人生と比べると短い営みであるが、他に代えがたい華がある。私に出来る事といえば、その活動が実りのあるように応援することぐらいである。改めて、素晴らしい

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2023年11月18日土曜日

【ご案内】2023年度 理岳会 納会 12/2

本年度の理岳会納会を開催いたします。
  • 日時:12/2(土)16:00~18:00
  • 場所:ビヤホールライオン 池袋西口店
  • 会費:5,000円
  • 幹事:村岡 徹

参加ご希望の方は 11/23(木)までに下記URLよりお申込ください。
https://forms.gle/9PpNhTF18Aud1JJE8

2023年11月5日日曜日

縞枯山・白駒池・三峰山に行ってきました ③

1987年数学科卒 水嶋一郎

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10/13(金) 和田峠・三峰山ハイキング 晴
 7:05別荘発。ビーナスラインをドライブし和田峠へ向かう。茅野市周辺は朝霧、雲海越しの八ヶ岳・南アルプスがきれいだった。8:15和田峠P着、山梨ナンバーのバンが1台だけ停まっていた。
 駐車場からビーナスラインを少し北上すると旧中山道にぶつかる。西に向かい中山道を登る。緩やかな上り坂だ。古峠に近づくと道幅が広がる。15分ほどで古峠、ここから中央分水嶺トレイルを北上する。ススキの急登を登ると1722mピーク付近で樹林がまばらになり視界が広がる。30mほど下るとビーナスラインに沿った稜線の道となる。ダケカンバが点在する笹原を進む。車の音が少々耳障りだが眺めは最高である。1748mピーク付近で一本。目の前に笹原の三峰山が迫る。空に向かう笹の道を進む。三峰茶屋からの道が合流し少し傾斜がきつくなった道を進む。三峰山の1887mピークは遮るものが何もない360°の大パノラマだ。西の鉢伏山越しに御嶽山・乗鞍岳、北西には常念越しに槍・穂高、爺ヶ岳・鹿島槍もよく見える。白馬は雪が着いているようだ。北に美ヶ原、北東は浅間山南東には北八ヶ岳・南八ヶ岳、南には南アルプス、南西は諏訪湖と中央アルプス、贅沢な眺めだった。天気予報通り高層に絹雲が広がり飛行機雲が漂っていた。下りは八ヶ岳・南アルプスを眺めがながらのんびり歩く。古峠から中山道を諏訪側に少し下ってみる。佐久側よりかなり急な坂だ。七曲がりまで下って引き返す。和田峠Pに戻り、峠の茶屋できのこ汁をいただく。ビーナスラインは素晴らしい眺めだが、やはり歩いて山を眺めるのがいい。ちょっと距離が短く物足りなかったが、眺望は最高で満足した。
和田峠8:20→古峠8:35→9:16 1740m付近9:21→9:42三峰山10:00→10:57古峠11:05→11:30和田峠
天空の道を三峰山に向かう / 三峰山山頂

 今回は久志さん・杏子さんに料理・洗い物を一切お任せしてしまい申し訳ありません。おいしい料理・おいしいお酒・快適な寝床をありがとうございました。

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2023年11月3日金曜日

縞枯山・白駒池・三峰山に行ってきました ②

1987年数学科卒 水嶋一郎

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10/12(木) 八ヶ岳山麓サイクリング 晴
 今年の山小屋祭りの帰りに久志さんの別荘で車内搭載用の自転車固定器具をいただいたので、今回はアンカーRFX8を積んできた。新車アンカーRL8D Di2は次回のお楽しみ。
 7:05別荘発。帰りが心配になる下り坂を快調に走り、チェルトの森入口から鉢巻道路を南下する。柳川の橋まで下るとその先は美濃戸口までずっと上り坂であった。苦しい登りだが八ヶ岳の眺めが救いだ。標高差250mでヘトヘト。これじゃ鉢巻じゃなくて襷掛けだ。事前に地形図で傾斜を確認しておくべきだった。美濃戸口からは快適な下り。八ヶ岳美術館前を通り立場川を渡る。その先は富士見高原ゴルフコースまで等高線に沿った道である。信玄の棒道(軍用道路)跡まで南下し北へ引き返す。ゴルフコース横で左折、県17を西へ下る。標高差200mも下ってしまいもったいない。おっことの信号からエコーラインを北上する。八ヶ岳連峰を右手に見ながら走る快適な道で等高線に沿っておりアップダウンも少ない。立沢で右折し少し東進(登り)し北にカーブすると立沢大橋である。八ヶ岳の眺めがすごい。昼食には時間が早すぎるので、たてしな自由農園に寄る。ここから15分で久志さんに教えていただいた傍(カタワラ)(そば店)に着いてしまった。開店15分前だったので隣のジェラート屋さんセレノでトウモロコシ・牛乳ダブルのジェラートをいただく。11時の開店と同時に入店、店の前で並んでいた人たちですぐに満席になってしまった。もりそば・ミニローストビーフ丼のセットをいただく。サラダ、白・黒のもりそば2枚(つけだれ2種)、ミニ丼、熱々のそば湯で大満足し傍を出発する。緩い下りのクランクを過ぎると槻木大橋で北八ヶ岳がよく見える。大きくクランクを曲がると縄文の道の交差点に着く。右折し東に坂を登ると尖石縄文考古館に着く。国宝「縄文のビーナス」をはじめ縄文土器の展示が非常に充実している。縄文土器の模様の多様さは必見、是非訪ねて下さい。久志さんに教えてもらった三井の森ゴルフクラブを廻る東進して坂を登るコースでチェルトの森に向かう。多少の登りは覚悟していたが最高地点はエコーラインからの標高差が240mもあった。ゴルフコースを廻ると案の定下り100m以上下って県188(鉢巻道路)に戻った。予想外の登りでへばってしまいチェルトの森入口からゴルフ場までの急な登りで少し歩く。もう少し坂登りを鍛えないとだめだなあ。13:41別荘着。走行47.31kmでした。八ヶ岳山麓のサイクリングは南北の等高線に沿って進むこと、東西方向の移動は最小限に!次回はエコーライン近くに駐車し南北方向でサイクリングを楽しみたい。ツーリングマップルを長年愛用してきたが、最近はスマホでグーグルマップを使うようになった。スマホ原始人も少しは進歩する。地形確認に国土地理院の地図アプリもチェックしたい。
立沢大橋からの八ヶ岳連峰 / 槻木大橋からの北八ヶ岳

 別荘では久志さんが気を利かせお風呂を沸かして置いて下さった。早速入浴する。ありがとうございました。少し休憩して杏子さんとツルヤまで買出しに出かける。久志さんの買い物リストを買いそろえ、ジャムコーナーでお土産も調達する。ツルヤオリジナル果肉がごろっと入っておいしい川中島白桃ジャム、リンゴかりんとうがお勧めだ。夕食は杏子さんが鮭のちゃんちゃん焼きを作ってくれた。ビールによく合う。

2023年11月1日水曜日

縞枯山・白駒池・三峰山に行ってきました ①

1987年数学科卒 水嶋一郎

10/11(水)から13(金)まで蓼科の中村久志さんの別荘をベースにハイキング・サイクリングを楽しんできました。天候に恵まれ楽しい山歩きでした。

10/11(水) 縞枯山・白駒池ハイキング 晴
 高速道の深夜割引を利用する為に3時に浜松を発ち7時過ぎ夏草峠Pに到着した。南八ヶ岳は晴れているのに、蓼科山・縞枯山にだけ笠雲が掛かっている。雲男水嶋の呪いか?
 登山口茶水の池から地獄谷・大石峠までは苔生した樹林の緩やかな登りである。2232mピークに向かい少し傾斜が急になる。茶臼山への登りはかなりの急登である。シラビソ・米栂など針葉樹の樹林帯は展望が全くきかないが、倒木更新の森はびっしりと苔に覆われ見飽きることはない。先月読んだ「枯木ワンダーランド 深沢遊 築地書館」で倒木と樹林について予備知識を仕込んで置いて良かった。茶臼山2284mのピークは樹林の中で展望はない。樹林を3分ほど進むと展望台に出られる。縞枯山が見えるはずだがガスに隠れている。茶臼山からコルまでは急な下りである。ガスが流れ視界が開けない。縞枯れ現象の倒木帯の登りを進むうちにガスは晴れ青空となった。縞枯山2403m山頂も樹林の中である。ここも展望台からの眺めが良い。茶臼山のもっこりした火山らしい姿の向こうに八ヶ岳が見える。雨池峠へ下る。かなり急な下りで慎重に進む。雨池峠は広々とした明るい広場である。峠から急な樹林の道を下ると林道に出る。15分ほどで雨池に着く。水量が減っており1/3ほど池底が出ていた。周回コースを進み途中から木道を歩く。かなり痛んでおりヒヤヒヤした。林道に戻り少し南下し登山道に入る。緩やかな木道の登りが続く。苔に覆われた樹林の道は快適である。茶水の池に戻り夏草峠から白駒池へ向かう。整備された散策路で白駒池の手前でR299の駐車場から観光客が沢山あがってくる。苔がすばらしい。白駒池の周りは紅葉が見頃であった。白駒荘を過ぎ高見石への登りに入る。下りの登山者が多い。35分ほどで高見石小屋に着く。浜松商業定時制勤務の時1993年5月に登山クラブの山行で生徒と泊まったはずだが全然覚えていない。少し岩場を登ると高見石から白駒池が見える。小屋から白駒池方面へのもう一つのルートでは小屋の若い衆が歩荷をやっていた。渋ノ湯の分岐を過ぎ丸山への急登を進む。登山者はほとんどいない。丸山2330mも展望はない。丸山からの急な下りが終わり2212mピークを過ぎると夏草峠越しに茶臼山がよく見える。北八ヶ岳は眺望も楽しめるが森と苔を愛でる山だと思った。

夏草峠7:19→8:15茶臼山展望台8:22→縞枯山9:09→8:32雨池峠9:40→10:15雨池10:20→11:29夏草峠11:38→白駒池12:10→12:47高見石12:56→14:02夏草峠

 夏草峠から下り茅野市コミュニティ温泉縄文の湯で汗を流す。16時過ぎ久志さんの別荘に着いた。下のお嬢さん(杏子さん)が滞在中で夕食は焼き肉鍋を作っていただく。久志さんが用意してくれた七賢スパークリングもおいしかった。
茶臼山展望台からの縞枯山 / 縞枯山展望台からの茶臼岳・八ヶ岳

水の少ない雨池 / 高見石からの白駒池

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