説目

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2022年10月19日水曜日

大日ヶ岳へ行ってきました - 水嶋会員

S62数学科卒 水嶋一郎
 10/12(水)日帰りで岐阜県の大日ヶ岳へ行ってきた。ETC深夜割引を利用するため早朝浜松を発つ。月は出ているが雲が多い。ひるがの高原SAに着く頃にはすっかり曇ってしまった。スマートインターで高速を降りR156へ出る。分水嶺公園に寄ってから登山口へ向かう。朝早かったので駐車場には車は1台しか停まっていなかった。気温10℃かなり涼しい。
 登山口から歩き始めるとすぐにカケスに出会った。シカの啼く声を聞きながら広葉樹林の緩やかな登りの登山道をすすむ。ブナ林の急登を登り傾斜が落ちるとブナの大木が点在する広い尾根に出た。樹間から白山が見え始めた。少し長めの一本で一服平1356mに着いた。三角点に新旧の石柱がある。ブナ林の緩やかな登りを進むと樹相が変化しダケカンバが現れる。短い急登を登ると一気に視界が開け展望台に出る。360°遮るもののない大展望だ。東に御岳・乗鞍・槍穂、北に白山がよく見える。残念ながら曇天だが視界は良好だ。山頂は目前である。笹の急登を登ると大日ヶ岳1709m山頂である。山頂には知多から来た登山者が1人だけ、静かだ。ブナ林の静かな道を楽しみながらのんびり下山した。ウィークデーで曇天にもかかわらず駐車場の車は7台増えていた。中京圏の登山者に人気の山なのだろう。
 高速道路を使うと浜松から登山口まで3時間40分しかかからない。ICから登山口まで15分というアクセスの良さも魅力だ。往復とも高速利用という少々贅沢な山行であった。東海北陸道から見る大日ヶ岳は山頂近くまでスキー場のゲレンデが広がりあまり見栄えは良くないが、登山道はブナ林に囲まれ快適だし何より眺望が良い。好天の日にまた登りたい。

登山口6:48→7:55一服平8;03→9:06大日ヶ岳9:26→10:28一服平10:35→11:38登山口

展望台からの大日ヶ岳山頂

大日ヶ岳山頂

ブナ林の登山道

分水嶺公園

2022年10月16日日曜日

2022 山小屋祭りのご報告~2日目夜・3日目~

 9/18(日)

下山後は、信濃大町駅に向かい中村さんと合流の後、昭和軒でお昼ご飯である。大盛りが規格外で有名な昭和軒では、現役もいないため誰も大盛りは頼まずカレーや名物であるカツ丼などを注文し、堪能した。

昼ご飯の後はお風呂・買い出しを済ませ、16:00頃には山小屋に戻ってきた。

まずは、中村さんが薬師の湯で購入したピーマンもどきをおつまみ代わりに乾杯した。ピーマンもどきは日本酒を入れて電子レンジでチンし鰹節と麺つゆをかけるだけである。このピーマンもどきの正体は信州伝統野菜「ぼたんこしょう」で、ピーマン型唐辛子だ。この正体は中村さんと以前教えていただいた私しか知らない。まず始めに手を伸ばしたのは、水嶋さんだ。ピーマンと同じように大きめに一口。少し辛いけど大丈夫と言いながら食べ進める水嶋さんの顔がどんどんゆがんでいく。私も興味本位で続いたが、涙涙である。辛くて舌がしびれ、もう2口目は手が伸びなかった。他のみんなも同じでもだえながら、牛乳を飲みなんとか生還することが出来た。

おつまみの後は夕飯作りである。本日の夕飯は中村さんが差し入れしてくださったみんなお待ちかねのもつ鍋。理岳会シェフの水嶋さんと元理山シェフ渡邉くんをメインにもつ鍋が作られた。今回はキャベツ2玉使用と控えめな量である。美味しいもつ鍋と一緒にお酒も堪能した。特に中村さん差し入れのジャパニーズウィスキー竹鶴や日本酒真澄スパークリングは本当に美味しかった。竹鶴は普段飲めない(大学院生の懐には優しくない)ので、ゆっくり味わって飲んだ。中村さん、いつも美味しいお酒やご飯の差し入れ本当にありがとうございます。

食後は3Dウボンゴ大会である。3Dウボンゴは、立体パズルゲームで、パズルが出来た時に「ウボンゴ!」と叫ぶゲームだ。私は1回、水嶋さんはやりこんだ上での参加である。水嶋さんはもちろんのこと江藤さんや村岡さんが圧倒的な強さを示していた。3Dウボンゴは、一度わからなくなってしまうと沼である。ずっと考えようやく解けたときの達成感は凄まじいが、さじを投げたくなる時もある笑。3Dウボンゴは水嶋さんが今回山小屋に寄贈してくださったので、ぜひ山小屋に来てやってみて欲しい。また2Dウボンゴも以前中村さんが寄贈してくださったので、やり比べて欲しい。私一押しのゲームである。

恒例の焚き火も行った。昨日同様宮崎さんを筆頭に焚き火をし、古くなった爆竹を投げ入れて遊んだ。一通り遊びつくし、山小屋に戻ってしばし談笑していると、北島さんが駆けつけてきてくださった。お仕事がある中、駆けつけてくださりありがとうございます。23時前という遅い時間だったので少しお話しの後、就寝した。

9/19(月)

3連休の渋滞に巻き込まれないように朝は8時30分出発を目指し、6時過ぎには起床し帰宅準備をした。全員帰宅準備経験者なので、スムーズに終わり8:30には無事全員帰路に着いた。また来年を楽しみにしばしお別れである。


来年度も無事開催し、大勢で鍋を囲うことが出来るのを楽しみにしております。

…おしまい


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連載「2022 山小屋祭りのご報告」
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   ~1日目~

 写真アルバムへのリンク

  https://photos.app.goo.gl/jwrRQiEo1Z1mRJx89


2022年10月13日木曜日

遠見尾根 ひとり別働隊

山小屋祭り2日目、大遠見山を登るメンバーに混じり白馬五竜のテレキャビン・リフトを利用してアルプス平へ。

地蔵の頭までの数分の上りで息が上がってしまった。地蔵の頭で皆と写真を撮り、大遠見へ向かう皆を見送った。

1時間ぐらいかけてゆっくりと高山植物園の自然遊歩道を散策する予定であったが、雨が降ってきたので下りのリフトに乗ってしまった。テレキャビンで麓まで降りると陽が差してきた。次の大糸線は神城駅 10:36発、あと2時間弱も時間がある。テレキャビンの麓の乗り場にあるエスカルプラザのベンチでボーとしていると日差しが強くなってきて濡れた雨具を乾かすことができた。遠見尾根方面を見上げると、南の方からガスが晴れてくるのがわかる。ひょっとして登山組の視界も晴れてくるのではと期待してしまう。

エスカルプラザから神城駅まで大糸線の時間に合わせ無料のシャトルバスが出ている。ラッキー!

信濃大町行きに乗り大町へ、大町で松本行きに乗り換え穂高駅まで。11:53穂高駅着。

久々に穂高神社、碌山美術館と散策するつもりである。


穂高神社をお参りしていると12:06に水嶋さんから下山したとの連絡が入る。ちょっと早いよ!すぐに穂高駅に戻ると12:39発の快速リゾートビューふるさとが停まっている。それに乗り大町駅13:00着。登山組はすでに昭和軒で昼食を注文済み、中村分の注文(ソースカツ丼ご飯少なめ)を電話でお願いし、無事、皆で食事を摂ることができました。

食事のあとは薬師の湯へ、入口の野菜売り場に信州伝統野菜「ぼたんこしょう」が売っていたので思わず購入。昨年の山小屋有志の会の帰りに松本駅のスーパーでピーマンと間違え買ってしまい青椒肉絲を作ったのを思い出した。

その後の顛末は沙樹ちゃんが書いてくれると思うのでお楽しみに

中村久志

2022年10月10日月曜日

2022 山小屋祭りのご報告~2日目/大遠見登山~

 9/18(日)

6時15分頃に山小屋を出発すべく、約1時間前に起床した。

私は無念の撤退をした大野山ぶりの山行である(山ビルに襲われ、、)。大学と家の往復しかしていないため体力の低下が著しく非常に不安になりながらも、全員で山小屋を出発した。

今回の山行は大遠見山である。全員で、白馬五竜スキー場からテレキャビンとリフトを使い標高1621mまで楽々大移動をしてからの登山である。

大変きれいな景色が見えるはずが、あいにくのガスである。その日の天気は曇り。山頂での絶景は期待できない、、。少し萎えつつ、ここで中村さんとお別れしまずは小遠見山を目指し、リーダーである水嶋さんを先頭に歩き始めた。中村さんはアルプス平自然遊歩道の散策の後、先に下山し後ほど合流の予定である。

私は情けないことにすぐに息切れし始めたが、さすが水嶋さんである。全く疲れを見せずどんどん進んでいく。必死に歩いていると、ついに(小)雨にも見舞われてしまった。水嶋さんの号令のもと上だけレインウェアを着て、少し歩き続けると無事止んでくれた。水嶋さんによると、「レインウェアを雨が降ってから早い段階で着ると、早めにやんでくれる」そうだ。ぜひ現役も雨に降られたら実践してほしい。小遠見山まで、気を取り直し歩き始めるとほんの少しだけガスが晴れ、一瞬山の緑色の斜面を見ることが出来た。テンションも上がり、足取りも軽く進み続け小遠見山に到着した。小遠見山は開けた場所で、天気がいい日は絶景だろうなと感じた。もちろんなにも見えなかったが、水嶋さんに山の場所を教えてもらいながら、北アルプスの絶景を想像するという新しい楽しみ方を覚えることが出来た。

小遠見から中遠見山までは数十分の距離である。少し進むと、この日一番のガスの晴れ間が見え、少しだけ北アルプスの絶景?を見ることが出来た。中遠見からはずっとガスの中進み、無事10:00前には大遠見山に到着した。本来であれば鹿島槍ヶ岳の南峰も見え、双耳峰が見えるスポットである。頭の中で想像しながら、ここでお昼休憩となった。お昼には、各自行動食や羊羹を食べ、元来た道を引き返し下山となった。

今回の山行は、階段が多くガスの中を進み続けたため想像より大変だった。次は天気の良い日に北アルプスの絶景を求めリベンジしたい。


次回に続く…